国立劇場おきなわ南米公演〜琉球の新風(みーかじ)・男性舞踊家の競演〜

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日・ボリビア外交関係樹立100周年、コロニア・オキナワ(ボリビア)入植60周年を記念し、国立劇場おきなわとの共催により、ボリビア3都市において琉球芸能公演を行います。またサッカーワールドカップ直後のブラジル2都市でも公演を実施し、2015年の日・ブラジル修好120周年に向けた気運づくりを行います。

国際的に活躍する国立劇場おきなわ芸術監督・嘉数道彦氏が精選した踊り手5名と音楽家4名は、沖縄の伝統芸能の継承と革新に取り組む若き男性実力派。古典的な作品から賑やかで明るく軽快な作品に至るまで、沖縄の舞踊・音楽・演劇の多彩な魅力を南米の幅広い観客に向けて存分に伝えます。

  • 男性舞踊家3名の写真
  • 男性舞踊家6名の写真

「をちこちMagazine」に、国立劇場おきなわ南米公演のレポートを掲載しました。

概要

出演者情報等
出演者
  • 立ち方: 阿嘉修、新垣悟、石川直也、嘉数道彦、佐辺良和、宮城茂雄
  • 地謡: 新垣俊道、高宮城実人、玉城和樹、仲村逸夫
  • 構成演出: 嘉数道彦
  • 舞台監督: 中村倫明
主催 独立行政法人国際交流基金
共催 公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団、在ボリビア大使館、在サンタクルス出張駐在官事務所、在リオデジャネイロ総領事館、在サンパウロ総領事館
ブラジル
日時 (1)8月20日(水曜日)
(2)8月22日(金曜日) 
会場 (1)テアトロ・ガゼータ (サンパウロ)
(2)シダージ・ダス・アルテス(リオデジャネイロ)
ボリビア
日時 (1)8月24日(日曜日)
(2)8月26日(火曜日)
(3)8月29日(金曜日)  
会場 (1)オキナワ日ボ協会文化会館 (コロニア・オキナワ)
(2)サンタクルス中央日本人会・日ボ交流会館(サンタクルス)
(3)ラパス市立劇場(ラパス)

嘉数道彦氏プロフィール(構成演出)

嘉数道彦氏

国立劇場おきなわ芸術監督。
1979年那覇市生まれ。琉球舞踊家・組踊伝承者。4歳で故宮城能造氏の門下生となり琉球舞踊を始める。現在、宮城流能里乃会にて師範を務める。琉球舞踊や組踊、沖縄芝居などに出演するほか新作組踊や歌舞劇、現代演劇の脚本・演出家として幅広く活躍。2013年4月、国立劇場おきなわ芸術監督に就任。海外公演経験も豊富で、2000年に国際交流基金が主催したG8サミット記念沖縄芸能団欧州公演に踊り手として参加。2011年には沖縄県芸能関連協議会の一員として欧州を再訪(ケルン・パリ・ローマの日本文化会館で公演)。2012年8月にはブラジル沖縄県人会の招きでサンパウロでも公演している。

琉球芸能について

琉球王朝時代、来賓を歓迎する際に宮廷で披露された《古典舞踊》は、老人踊り、若衆踊り、女踊り、二才踊りなどに分別され、優雅に演じられる演目が多数を占めます。また当時、琉球の国劇と称された《組踊》は、琉球独自の台詞、音楽、舞踊を要素として創られた歌舞劇で、中国皇帝の使者である《冊封使》一行に喜んでもらえるよう忠孝の精神、儒教道徳を主題とした作品が主となっています(2010年、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録)。廃藩置県以降、誕生した《雑踊り》は、民間で歌われている民謡や俗曲を取り入れ、民衆エネルギーが注がれた庶民芸能として定着しています。また宮廷内で誕生した組踊とは異なり、日常生活語に近いセリフで演じられる沖縄芝居や歌劇、琉球史劇なども次々と誕生しました。その他、沖縄県内各地には、年中行事や祭祀行事の際に演じられる民俗芸能も数多く、今日も親しまれ継承される様々な芸能が存在します。

  • 琉球芸能 舞台の様子その1
  • 琉球芸能 舞台の様子その2
  • 琉球芸能 舞台の様子その3

写真提供:公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団

関連リンク

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 米州チーム
担当:加藤、石井
電話 : 03-5369-6061
Eメールアドレス: Daisuke_Kato@jpf.go.jp、Yumiko_Ishii@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

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