平成30年度主催公演(キューバ)報告会
勅使川原三郎・佐東利穂子
アコスタ・ダンサ(キューバ)との協働制作を語る
国際交流基金は、2017年度に勅使川原三郎(KARAS)とキューバのダンスカンパニー「アコスタ・ダンサ」(※)との協働事業を実施(事業概要はこちら)。この事業の成果として生まれた作品は、2018年4月6日~8日の3日間、キューバでもっとも格式あるグラン・テアトロ・デ・ラ・ハバナ“アリシア・アロンソ”劇場にて上演され、連日満員のお客様が公演を堪能しました。
今回、勅使川原三郎・佐東利穂子(KARAS)のお二人を招き、リハーサルの様子や、二人が見たキューバについて語っていただく報告会を開催します。報告会の冒頭では、キューバで上演された2つの新作(『One thousand years after』(振付・演出・照明・衣装:勅使川原三郎(KARAS)、出演:アコスタ・ダンサ)と勅使川原三郎・佐東利穂子の新作デュオ『Lost in dance』)の記録映像を上映。モデレーターは、本公演をキューバで取材したアートライターの住吉智恵(TRAUMARIS)が務め、稽古風景や現地の反応についても報告いたします。
開催概要
日時 | 2018年6月20日(水曜日) 18時30分~20時30分(開場18時) |
---|---|
場所 | 国際交流基金本部 2階 ホール[さくら] アクセス (東京都新宿区四谷4-4-1) |
登壇者 | スピーカー:勅使川原 三郎・佐東 利穂子(KARAS) モデレーター:住吉 智恵(TRAUMARIS) |
主催 | 国際交流基金(ジャパンファウンデーション) |
使用言語 | 日本語 |
スケジュール (予定。当日、変更の可能性があります。) |
|
参加方法 | 入場無料、要申込 「6月20日イベント参加申込」と記載の上、 参加される方のお名前(ふりがな)、ご所属、ご連絡先を明記してファックスまたはEメールで申し込みください。 ファックス:03-5369-6038 Eメール:cuba@jpf.go.jp (メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。) ※定員に達した場合は申込みを締め切らせていただきますので、ご了承ください。 |
スピーカー
勅使川原 三郎
(C) Akihito Abe
クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成し、既存のダンスの枠組みではとらえられない新しい表現を追及。類まれな造形感覚を持って舞台美術、照明デザイン、衣装、音楽構成も自ら手掛ける。光・音・空気・身体によって空間を質的に変化させ創造される、かつてない独創的な舞台作品は、ダンス界にとどまらず、あらゆるアートシーンに衝撃を与えるとともに高く評価され、国内のみならず欧米他、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場の招きにより多数の公演を行う。2009年に紫綬褒章を受章、2017年にはフランス芸術文化勲章も受章するなど、国内外で高い評価を受けており、また、パリオペラ座バレエ団への振付等、バレエ・コンテンポラリーダンスを問わず、国際的な協働制作を行っている。
佐東 利穂子
(C) Akihito Abe
1995年からKARASワークショップに参加。1996年より勅使川原三郎振付の全グループ作品に出演。また、佐東のためのソロ作品も創作され、世界中で公演を行ない高い評価を得ている。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させる佐東のダンスは、身体空間の新たな次元を切り開く芸術表現として国際的に注目されている。2012年日本人で初めて第40回レオニード・マシーン賞、2018年に芸術選奨 文部科学大臣賞など、受賞は国内外にわたる。勅使川原の創作の振付・演出助手も務めている一方、近年は佐東自身への振付依頼が海外から来ている。
モデレーター
住吉 智恵
photo:片山真理
アートプロデューサー、ライター。慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。1990年代よりアートジャーナリストとして活動、各所で現代美術展とパフォーミングアーツを企画。2011~2016年 横浜ダンスコレクション/コンペ2審査員。2018年よりスパイラルSICF/PLAY審査員。カルチャーレビューサイトRealTokyoコ・ディレクター。
アコスタ・ダンサ
英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル・ダンサーとなった、世界的バレエ・ダンサーであるカルロス・アコスタが設立したダンスカンパニー。バレエ及びコンテンポラリーダンスの経験をもつダンサーをそろえた、ハイレベルなカンパニー。国内外の振付家との協働制作を積極的に行っている。
[お問い合わせ]
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:二子、鈴木(将)
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:arts1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)