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第3回翻訳家座談会 ~青山七恵著『ひとり日和』~

20歳の主人公・知寿の成長を描き、第136回芥川龍之介賞を受賞した青山七恵さんの小説『ひとり日和』。現在5か国以上で翻訳出版されています。今回は、著者の青山さんを交えて、韓国、中国、ドイツ、クロアチアの翻訳家4名に、作品の魅力や翻訳時のエピソードについて語っていただきます。青山さんと翻訳家の方々による日本語と各国語訳の作品(一部)朗読も予定しています。座談会の最後には視聴者とのQ&Aの時間が設けられます。

開催概要

開催日時
2021年3月25日(木曜日)19時〜20時30分 (日本時間)[ライブ配信]
視聴用URL
https://livecast.biz/translatorsroundtable3/
(予約不要、ライブ配信後もアーカイブをご覧いただけます。)
使用言語
日本語(後日、英語字幕を付した動画をアーカイブにて公開します。)

登壇者プロフィール(敬称略)

作家

青山 七恵(あおやま ななえ)
青山 七恵さんの写真
(c) 中林香

1983年生まれ、埼玉県熊谷市出身。2005年『窓の灯』(河出書房新社)で文藝賞を受賞しデビュー。2007年に『ひとり日和』(河出書房新社)で第136回芥川龍之介賞、2009年に『かけら』(新潮社)で第35回川端康成文学賞受賞。他の著書に『私の家』(集英社、2019年)、『みがわり』(幻冬舎、2020年)など。2019年より東海大学文化社会学部文芸創作学科特任講師。

『ひとり日和』の書影
ひとり日和
著:青山七恵、出版社:河出書房新社
出版年:2007年、ISBN:9784309018089

翻訳家(五十音順)

李 英美(い よんみ)
い よんみさんの写真

亜洲大学校国語国文学科を卒業後、早稲田大学大学院文学研究科修士課程を修了。2009年、第2回国際交流基金ポラナビ著作・翻訳賞受賞。主な訳書に吉田修一著『東京湾景』(2004年)、『悪人』(2008年)、『怒り』(2015年)、奥田英朗著『空中ブランコ』(2005年)、『町長選挙』(2007年)(以上全てEunHaengNaMuより出版)、今道友信著『ダンテ「神曲」講義』(Antiquus、2008年)、安部公房著『燃えつきた地図』(Munhakdongne、2013年)、村上春樹著『雑文集』 (Biche、2011年) 、平野啓一郎著『決壊』(2013年)、『ドーン』(2015年)(以上Munhakdongneより出版)などがある。

韓国語版の書影
혼자 있기 좋은 날
訳:李英美、出版社:Yeamoonsa
出版年:2015年、ISBN:9788927415350
竺 家荣(ず じゃーろん)
ず じゃーろんさんの写真

中国の高等教育機関にて准教授を務め、日本語学部日本言語文学専攻院生を対象とした講義および論文指導を担当している。主な専門は近代日本文学研究と文学翻訳研究。講義のかたわら、日本文学の翻訳と紹介に長年尽力し、数十名にのぼる日本の作家の作品計100冊以上を簡体字中国語に翻訳。青山七恵氏の著作は10作品を翻訳している。

中国語版の書影
一个人的好天气
訳:竺家荣、出版社:上海译文出版社
出版年:2011年、ISBN:9787532752980
カティア・ブソン(Katja Busson)
カティア・ブソンさんの写真(c)Michaela Weber

1970年生まれ、ドイツ在住。本名カティア・カッシング(Katja Cassing)。ドイツ・トリーア大学と早稲田大学で日本学および英語・英文学を専攻。トリーア大学にて日本学博士号取得後、長年にわたり『和独大辞典』の編纂に専念。東野圭吾、藤原伊織、谷崎潤一郎、車谷長吉、町田康、宮下奈都、青山七恵、川上未映子の作品など、数多くの作品をドイツ語に翻訳している。

ドイツ語版の書影
Eigenwetter
訳:カティア・ブソン、出版社:Cass Verlag
出版年:2015年、ISBN:9783944751054
ミルナ・ポトコワツ・エンドリゲッティ(Mirna Potkovac–Endrighetti)
ミルナ・ポトコワツ・エンドリゲッティさんの写真

1953年クロアチア・ザグレブ生まれ、ザグレブ音楽アカデミー卒業(バイオリン専攻)。17歳から日本語の学習を始め、独学で習得。ザグレブ・フィルハーモニア管弦楽団に就職したのち来日し、大阪外国語大学に合格、同大学にて学ぶ。1980年、同大学院日本語専攻修士課程を修了。クロアチアへの帰国後はリエカに在住し、定年までイワン・ザイツ・リエカ市立劇場歌劇管弦楽団の常任メンバーを務める。長年翻訳家としても活躍し、主な訳書に島崎藤村『破戒』(Liber、1987年)、夏目漱石『草枕』(Mathias Flacius、2012年)、大江健三郎『個人的な体験』(Mathias Flacius、2005年)、大友旅人『酒を讃むる歌十三首』(Knjizevna Rijeka誌に掲載)。このほか、坂口安吾、宮沢賢治、小川洋子、円地文子、吉本ばなな、灰谷健次郎などの著作をクロアチア語に翻訳。

クロアチア語版の書影
Prekrasan dan da budeš sam
訳:ミルナ・ポトコワツ・エンドリゲッティ、出版社:Sandorf
出版年:2021年、ISBN:9789533511603

司会

野崎 歓(のざき かん)
野崎 歓さんの写真
(c) 今村拓馬

1959年生まれ。フランス文学者。放送大学教授、東京大学名誉教授。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』(青土社、2001年、サントリー学芸賞)、『赤ちゃん教育』(青土社、2005年、講談社エッセイ賞)、『異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社、2010年、読売文学賞)、『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』(集英社、2018年、角川財団学芸賞)など。バルザック、スタンダール、ネルヴァル、トゥーサンなど訳書多数。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
文化事業部 企画調整チーム
電話:03-5369-6060
Eメール:arts@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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