ミレヤ・ソリス博士『Japan’s Quiet Leadership: Reshaping the Indo-Pacific』 出版記念講演会
国際交流基金(JF)は、日本の対外経済政策、日米関係を専門に活躍するミレヤ・ソリス博士(ブルッキングス研究所東アジア政策研究センター所長/外交政策上級フェロー/フィリップ・ナイト日本研究チェア)をお招きして、新著『Japan’s Quiet Leadership: Reshaping the Indo-Pacific』の出版記念講演会を2023年10月24日(火曜日)に開催します。
Japan’s Quiet Leadership
| Brookings
本書においてソリス博士は、いかにして日本が「失われた30年」から立ち上がり、少子高齢化などの社会的課題を有しながらも、インド太平洋地域での国際秩序構築を主導しえたのかという問いを投げかけ、経済政策・安全保障政策をはじめとした内政改革のダイナミクスと結び付けた分析を行っています。
当日は、船橋洋一・国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマンと、鈴木一人・地経学研究所所長をお迎えし、インド太平洋地域の連結性を深めるリーダーとしての日本の役割や、日米関係の展望、日米のエコノミック・ステイトクラフトなどについてソリス博士とともに深く論じていきます。
日時 | 2023年10月24日(火曜日) 13時~14時30分(12時30分開場) |
---|---|
形式 | 対面(当日のオンライン配信はありません) |
会場 | 国際文化会館 樺山・松本ルーム 東京都港区六本木5‐11‐16 |
講演者 | ミレヤ・ソリス氏(ブルッキングス研究所東アジア政策研究センター所長/外交政策上級フェロー/フィリップ・ナイト日本研究チェア) |
鼎談 | 船橋 洋一氏(国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン/アジア・パシフィック・イニシアティブ創設者、特別招請ジャーナリスト/元朝日新聞主筆) 鈴木 一人氏(地経学研究所所長/東京大学公共政策大学院教授) |
主催 | 国際交流基金(JF) |
広報協力 | 公益財団法人国際文化会館 |
使用言語 | 英語(同時通訳あり) |
入場料 | 無料 |
登録 | 出席ご希望の方は、お名前・ご所属・お肩書・ご連絡先を添えて、こちらのメールアドレス宛にお申込みください。(10月22日 締め切り) gp1_info@jpf.go.jp (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。) ※受付は定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
登壇者略歴

ミレヤ・ソリス
ブルッキングス研究所東アジア政策研究センター所長/外交政策上級フェロー/フィリップ・ナイト日本研究チェア
アメリカン大学国際関係学部准教授、ブランダイス大学政治学部助教授、エル・コレヒオ・デ・メヒコ国際関係センター客員教授を歴任し、現職。
専門は日本の対外経済政策、国際貿易政策、米国のアジアにおけるエコノミック・ステイトクラフト。
『Dilemmas of a Trading Nation』(2017年)は2018年に第34回大平正芳記念賞を受賞したほか、『Banking on Multinationals』(2004年)、『Cross-Regional Trade Agreements』(2008年)、『Competitive Regionalism』(2009年)をはじめとする著書・編著に加え、ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼル・スタイムズ、ポリティコ、ニューヨーカー、日経新聞、共同通信、朝日新聞、時事通信、ジャパンタイムズ、NHKワールド、ブルームバーグ、CNN、BBCなどメディアへの寄稿の実績も多数あり。エル・コレヒオ・デ・メヒコで学士号、ハーバード大学にて修士号・博士号取得。
Mireya Solís | Brookings
鼎談

Photo Credit: Seiichi Otsuka
船橋洋一
公益財団法人国際文化会館 グローバル・カウンシル チェアマン、一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ創設者、特別招請ジャーナリスト、元朝日新聞主筆
1944年北京生まれ。東京大学教養学部卒、法学博士。1968年朝日新聞社入社。米ハーバード大学ニーメンフェロー、朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て2007年から2010年まで朝日新聞社主筆。米国際経済研究所客員研究員(1987年)、米ブルッキングス研究所特別招聘スカラー2005~06年)。英戦略研究所評議員(2019年-) 。「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」構成員(2022 年~2023年)。『国民安全保障国家論』(2022年、文藝春秋) など著書多数 。2011年9月に独立系シンクタンク日本再建イニシアティブ(2017年からアジア・パシフィック・イニシアティブ)設立、理事長を経て2022年7月公益財団法人国際文化会館と統合、グローバル・カウンシル チェアマン、アジア・パシフィック・イニシアティブ創設者及び特別招請ジャーナリスト 。

鈴木一人
東京大学公共政策大学院教授・地経学研究所長
1970年生まれ。2000年英国サセックス大学ヨ-ロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。2000年から2008年まで筑波大学国際総合学類、2008年から2020年まで北海道大学公共政策大学院。2012年から2013年にはプリンストン大学国際地域研究所客員研究員。2013年から2015年までは国連安保理イラン制裁専門家パネル委員。2020年から東京大学公共政策大学院、2022年から地経学研究所長。内閣府宇宙政策委員会委員(宇宙安全保障部会長)、日本安全保障貿易学会会長、国際宇宙アカデミー正会員、国際問題研究所客員研究員なども兼任。専門は国際政治、国際政治経済学、科学技術と安全保障、安全保障貿易管理、国連制裁など。主著として『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2011年。サントリー学芸賞受賞)“UN sanctions on Iran and their financial elements” in Sachiko Yoshimura (eds.) United Nations Financial Sanctions (Routledge, 2021) など。
※JFでは、本書の元となった研究プロジェクトに対し、資金の一部を助成しています。
日米グローバル・パートナーシップ強化助成
国際交流基金 - 海外における日本研究及び国際対話・ネットワーク形成[対話] (jpf.go.jp)
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
国際対話部 事業第1チーム
電話:03-5369-6072
Eメール:gp1_info@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)