国際交流基金・ベルリン日独センター 共催シンポジウム 「変動する社会における教育の未来 ―日・独の視点―」

教育は原則や理念をめぐって意見が分かれやすいテーマの一つです。また学校教育は、若者が成長し責任ある社会の一員となるため、必要なスキルを身につける上で、重要な役割を担っています。一方で、地政学的な変動や不安の高まり、社会格差の拡大に加え、AIをはじめとする新技術がもたらす可能性とリスクは、今日の子どもたちの健康や幸福、価値観、さらには将来の生活やキャリア形成にも大きな影響を及ぼしています。こうした状況を踏まえ、教育のこれからのあり方を改めて考えることが求められています。
教育がより人間中心に考えられるようになれば、子どもたちの自尊心やレジリエンス(回復力)、共感力といった人生の基盤を育み、社会が激変する中にあっても分断を乗り越え、AIにも適切に向き合う力を養うことができるのでしょうか。また、健全な自己肯定感や倫理観をはぐくむために、教育にはどのようなアプローチが必要でしょうか。

本シンポジウムでは、急速に変化する社会の中で教育が果たす役割について、日本とドイツ双方の視点から考えます。第1部では、日独それぞれの教育制度の現状を俯瞰し、教育政策や学校教育が直面する課題について共有します。続くセッションでは、教育現場における具体的な実践に焦点を当て、日本からは「わからない」に向き合いながら対話を重ねることを重視した教育やアートを通じた対話的な学びの実践が、ドイツからは移民社会における包摂的な学校教育の実践やAIを活用した新しい授業の可能性が紹介されます。日独両国の研究者や教育実践者が登壇し、教育の現状と課題、そして未来の可能性について多角的に議論します。

過去のシンポジウムやベルリン日独センターとの共催事業概要については、以下のページをご覧ください。

開催概要
日時 2026年3月19日(木曜日)
18時~20時30分(日本時間)/10時~12時30分(ドイツ時間)
会場
お申し込み方法等
使用言語 日本語、ドイツ語(同時通訳付き)
主催 国際交流基金(JF)
共催 ベルリン日独センター

プログラム

【第1部】基調講演

ヤニス・ブルクハルト氏のポートレート

ヤニス・ブルクハルト(Dr. Jannis Burkhard、ライプニッツ教育研究・教育情報研究所)
講演タイトル:ドイツの教育:全国的な教育状況調査から見る概観

白水始氏のポートレート

白水 始(国立教育政策研究所初等中等教育研究部長 兼データサイエンスセンター副センター長)
講演タイトル:日本の学校教育の目的とその実現に向けた取組 ~「わからない」と言える社会づくりを目指して

【第2部】教育現場における取り組み1:日本の事例 ー 「対話」から学び、理解を深める協調学習

畑文子氏のポートレート

畑 文子(一般社団法人教育環境デザイン研究所(CoREF)研究員、私立武南高等学校教諭)
講演タイトル:正解を急いでしまう私たち~「わからない」を探しに行こう

平野智紀氏のポートレート

平野 智紀(公立はこだて未来大学 メタ学習センター/社会連携センター 准教授)
講演タイトル:話し合いながらアートをみると、何が起こるか

教育現場における取り組み2:ドイツの事例 ー 移民社会における学校教育と教育方法/授業における新技術の活用

シルヴィオ・ヴェンデ氏のポートレート

シルヴィオ・ヴェンデ(Silvio Wende、ベルリン・フリーデナウ総合制学校社会科主幹教諭)
講演タイトル:一人ひとりの視点を大切にし、主体的な取り組みを通して、すべての生徒に可能性を開く― ベルリンの包摂的な総合制学校の実践報告

ヘンドリック・ハヴァーカンプ氏のポートレート

ヘンドリック・ハヴァーカンプ(Hendrik Haverkamp、ギュタースロー・プロテスタント・ギムナジウム教諭およびデジタル化コーディネーター、時代に即した試験文化研究所共同創設者、AIバーチャルコンピテンスセンター共同代表、FelloFish共同創設者)
講演タイトル:事実・フェイクニュース・AIによる誤情報生成の狭間で ― 学校教育における学習促進のためのAI活用

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF)
国際対話部 企画開発チーム
電話:03-5369-6025
E-mail:gpk_1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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