アリサ・ワヒド (Alissa Qotrunnada Munawaroh Wahid)

アリサ・ワヒド氏のポートレート
インドネシア
肩書 グスドゥリアン・ネットワーク ナショナルディレクター 、ナフダトゥル・ウラマー(NU)中央執行委員会 福祉プログラム委員長
招へい期間 2025年2月26日~3月7日
滞在地 東京、静岡、京都
訪問先 静岡マスジド、立命館国際平和ミュージアム、京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス、日本ナフダトゥル・ウラマー本部、野中葉慶応大学准教授、ふじようちえん、中村光男千葉大学名誉教授、見市建早稲田大学教授、笹川平和財団、庭野平和財団ほか (訪問順)

【実施報告】

アリサ・ワヒド氏は、父親であり、グス・ドゥルの通称で広く知られる故アブドゥルラフマン・ワヒド元インドネシア大統領の遺志を継承し、民主主義、人権、寛容のイスラム、少数派の権利擁護推進をめざすグスドゥリアン・ネットワーク(Gusdurian Network Indonesia)を設立。さまざまな市民活動を通して、宗教的寛容の促進や平和な社会の構築に携わってきました。

2月26日から3月7日までの10日間、東京、静岡、京都に滞在し、多様な価値観を包摂する社会の実現に向けた取り組みを視察したほか、歴史の教訓を広く共有し未来へとつなげる重要性、自主性や価値観を育成する教育のありかた、社会変革と平和構築、平和創造における女性の役割等について、関係者と熱心に意見交換を行いました。

10名ほどの人が写った、壁も展示台も真っ白な展示室内。手前で、IDカードを下げたスタッフらしき人が説明をしている。
立命館大学国際平和ミュージアム

二人のヒジャブをまいた女性がミュージアムの壁に立てられたパネルを見ており、奥の一人がパネルを指さしている。
静岡マスジド

ワヒド氏は、「現在インドネシア宗教省と共同で展開している宗教的寛容プログラムや、ナフダトゥル・ウラマーで実施している家庭福祉運動に、日本社会で起こった社会変革や教育分野での様々な取り組みが非常に参考になると感じています。今後も相互に学びを深める機会が増えることを願っています」とコメントしました。

渡り廊下のような場所で、左から女性、男性、女性、女性の4人が並んだ記念撮影
京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス
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