日豪次世代対話交流事業(Japan-Australia Dialogue and Exchange for Next Generation, JADE)
シドニー大学USSC
マイケル・グリーン所長
ピーター・ディーン教授
国際交流基金(JF)とシドニー大学付属在豪米国研究所(USSC)は、将来の日豪関係を支える次世代の政策専門家を育成することを目的に、2024年度より日豪次世代対話交流事業(Japan Australia Dialogue and Exchange for Next Generation, JADE)を新たに実施いたします。
日本から選抜されたフェローはオーストラリアに滞在、オーストラリアからのフェローは日本に滞在し、外交・政治・ビジネス関係者らとの意見交換、論文執筆、パブリックイベントへの登壇などを通して人的交流・研究者育成を図ります。日米関係・外交・政治分野における著名な日本専門家であるマイケル・グリーンUSSC所長や同研究所で外交防衛ディレクターを務めるピーター・ディーン教授がアドバイザーとしてプログラムにおける指導やリサーチトリップへの帯同を行います。
令和7年度募集を開始しました!
プログラム内容
- 1.オーストラリア滞在プログラム
- 日本からの若手・中堅研究者5名を短期フェローとしてUSSCが受け入れ、研究所の専門家らの指導を受けるとともに、シドニー、キャンベラ、メルボルンの大学、シンクタンク、政府関係者らと意見交換を行うほかパブリックイベントやラウンドテーブルに参加し、成果をポリシーペーパーにまとめます。
- 期間:1週間(第2期は2025年8月17日~8月23日実施)
- 2.日本滞在プログラム
- 概要:中長期的に日本外交・政治を研究対象とするオーストラリア若手・中堅研究者が、USSC所長ら帯同のもと日本へリサーチトリップを行います。日本では政治家、省庁関係者、大学関係者らと意見交換を行い、成果をポリシーペーパーにまとめます。
- 期間:約1週間(第2期は2025年10月26日~11月1日実施予定)
※プログラム実施に関わる交通費、宿泊費、食費は主催者が負担いたします。
第2期テーマ
“The Future of the free, open and stable international order”
※インド太平洋地域を取り巻く現在の地政学的な状況において、日豪両国が自由で開かれた国際秩序の維持のために果たす役割や協力について、外交・貿易・開発・国際的なルールや規範・安全保障など幅広い観点から考えます。例えば以下のような課題を含みます: IPEF/CPTPP後の経済戦略;インド太平洋地域におけるレジリエンス強化・インフラ資金調達と開発;民主的な規範の推進;ディスインフォメーション対策;ミニラテラリズム;APECやWTOなど国際貿易体制の将来、等(第1期テーマは海洋安全保障)
第2期応募締切
2025年6月11日(水曜日)12時(オーストラリア東部時間)
第2期プログラム日程
- 2025年4-6月:参加者公募
- 2025年8月:オーストラリアにおける日本フェロープログラム
- 2025年10-11月:日本におけるオーストラリアフェロープログラム
- 2026年2-3月:成果物発表(ポリシーレポート)
採用人数
日豪各5名
募集要件と申請方法
シドニー大学付属在豪米国研究所ウェブサイトよりご確認いただけます。
https://www.ussc.edu.au/about/programs/jf-ussc-japan-australia-dialogue-and-exchange-for-next-generation
フェロー一覧
第1期(2024)のJADEフェローとして、日本とオーストラリアから計7名のフェローを採用しました。
JADEフェロー(第1期)一覧
第1期プログラム(2024-2025)(所属・肩書は採用時点)
日本
日野原 由佳
一般社団法人電子情報技術産業協会
井上 麟太郎
慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程
石田 嵩人
外務省経済局
政策研究大学院大学(GRIPS)博士後期課程
オーストラリア
Haidee Barrenger
オーストラリア外務貿易省
Jack Butcher
アデレード大学政治学科博士課程
Dirk Staunton
オーストラリア政府 国家安全保障専門家
Samuel Wendfeldt
オーストラリア外務貿易省
USSCウェブサイト
本プログラムの第1期オープニングセレモニーの様子がUSSCニュースレターに掲載されました
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