JOIプログラムとは

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JOIプログラムとは

今までの派遣人数 101名これまでに第1期から第20期まで、日本全国そして海外在住の日本人から選抜された、多様な年齢層の101名を派遣しています 受入機関 大学・日米協会・非営利団体など そのほか日本庭園、美術館、博物館、教育省など、派遣先は多岐にわたります アウトリーチ数 119万人 コーディネーターによるアウトリーチ活動に参加した人数は延べ119万人にのぼります(2023年3月末現在)

本プログラムは、米国の草の根レベルで日本への関心と理解を深めることを目的に、地域に根ざした交流を進めるためのコーディネーターを2年間米国に派遣する事業です。活動を通して日本の草の根交流の担い手を育成するのも本プログラムのねらいです。
2002年度より、米国の非営利団体ローラシアン協会と共同で本プログラムを実施しています。

コーディネーターの活動について知る

コーディネーターの活動内容

コーディネーターは、日本との交流の機会が比較的少ない米国の南部・中西部・山岳部地域の大学などに派遣され、地域の学校や図書館で日本食、学校生活など、幅広い日本文化の紹介に加え、姉妹都市交流や日米学生の交流プログラムなど現地と日本の交流関係づくりに携わります。

コーディネーターの活動事例

活動場所や種類は、受入機関の責任者であるスーパーバイザーと相談して決めますが、以下は代表例です。

学校訪問の画像

学校訪問

学校訪問ではクラスごとに折り紙や書道などの日本文化を紹介したり、学校や学年全員を対象とした大型のイベントを企画することもあります。

大学内での活動の画像

大学内での活動

大学のジャパンクラブのイベントを実施したり、日本語授業のサポートをしたり、大学内の様々な日本関連の事業に関わります。

地域コミュニティでの活動の画像

地域コミュニティでの活動

図書館、教会、シニアセンターなどでの日本文化ワークショップの開催、日本祭りの企画・運営、日本語キャンプの開催に協力します。

他団体との連携の画像

他団体との連携

姉妹都市委員会や日米協会、日本語補習校、日系企業などと連携し、訪日旅行の計画・手配、イベントやビジネスマナー講座などの企画・運営を行います。

オフィスワークの画像

オフィスワーク

オフィスでの事務作業も大切なJOIコーディネーターの仕事で、受付や電話対応、通訳・翻訳業務、会員募集など様々なオフィスワークを行います。

1日のスケジュール

1日のスケジュール動画ページのサムネール画像
画像をクリックすると動画にリンクします。

2年間の流れ

1年目大学派遣の例
着後研修(8月)の画像

着後研修(8月)

着後研修で、アウトリーチ活動のレッスンやアメリカ生活に関する講義を受けます。2年目の先輩コーディネーターも参加しているので、いろいろな相談に乗ってもらいます。この研修が終わると、それぞれの赴任地へ旅立っていき、いよいよJOIコーディネーターとしての活動と生活が始まります!

車の購入の画像

車の購入

生活の立ち上げの中で最も重要なことの一つが車の購入です。生活も活動も車無しでは成り立たない場所がほとんどですので、2年間を共にする”相棒”となる頼れる車を探し、購入します。もちろん、運転免許の取得も車探しと平行して行います。

サイトビジット(11月)の画像

サイトビジット(11月)

1年目のコーディネーターの着任約3か月後に、サイトビジットと呼ばれるスタッフによる視察が行われます。コーディネーターやスーパーバイザーとの面談を通し、コーディネーターの現地での生活や活動のスムーズなスタートを確認し、フィードバックなどを行います。

活動の様子の画像

活動の様子

派遣先のニーズに合わせ、スーパーバイザーと相談しながら活動を行います。
慣れてくると、自分で開拓したアウトリーチ先や、リクエストをもらった団体を訪れて活動の幅を広げていきます。

2年目大学派遣の例
活動の様子の画像

活動の様子

アメリカの学校の夏休みは数か月に渡り長いので、その間、学童保育のような形で、大学や非営利団体が「サマーキャンプ」を実施しています。一般的な山に行くキャンプではなく、1週間程度のプログラムを指すことが多く、JOIコーディネーターが一部のセッションの企画・実施を任される事もあります。

2年目研修の画像

2年目研修

2年目の研修では久々に同期と再会します。また今度は自分が先輩として後輩を指導し、新規コーディネーターを励ます立場となります。研修の場は、離れていても、情報共有をしながら切磋琢磨していく同期と一同に介せる貴重な機会でもあり、先輩・後輩の絆も深まるJOIプログラムの醍醐味のひとつです。

サステナビリティへの意識の画像

サステナビリティへの意識

2年間の任期が終わった後も、派遣先・周辺地域での日本文化紹介活動が継続されるように、「サステナビリティ」を念頭に置き活動を進めます。コンタクトリストの作成や、プレゼンテーション資料の整理に加え、それらの説明書作成、スタッフへの使い方指導、文化備品のラベリングなど、多岐に渡ります。

大規模イベントの企画・運営の画像

大規模イベントの企画・運営

2年目の活動の終盤では、これまでに築いた人脈や経験を活かした比較的大きなイベントを実施することも。中には数百人~数千人が参加する大掛かりなイベントもあります。


JOIコーディネーターの活動報告

JOIプログラムのサポート

待遇について

当プログラムの規定に基づき、以下が支給されます。

  • 生活補助費 月1,362米ドル
  • 住居(ホームステイ、大学の寮、アパートのいずれかが米側受入機関から供与されます。)
  • 渡米前オリエンテーション、帰国報告会に参加する際の交通費
  • 健康診断受診補助費 15,000円(上限)
  • J-1ビザ取得にかかる費用、ビザ取得面接にかかる交通費
  • 赴任、帰任にかかる日米往復国際航空賃
  • 海外旅行保険加入補助費
  • 車両購入補助費 5,000米ドル
  • 車両保険加入補助費、AAA(全米自動車協会)加入補助費
  • 支度料・移転料(赴任時のみ)、着後手当(帰任時のみ)
  • その他、現地での活動に必要な交通費補助、教材購入費補助などが受入機関に支給されます。
  • 給与は支給されません。
コーディネーターとマイカーの画像
研修での第19期集合写真の画像

研修・サポート体制

着任後は、基本的に派遣

先の上司であるスーパーバイザーと相談して生活の立ち上げや業務を行いますが、適宜、ローラシアン協会の米国スタッフも相談受付の窓口となります。また、2年間の間に以下の研修も設けています。

  • 渡米前研修(日本)3日程度
  • 着後研修(米国)10日程度
  • 秋期研修(米国)4日程度
  • 2年目研修(米国)3日程度

求められること

  • コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力
  • 自主性、社交性、柔軟性、創造性
  • 異文化適応力。海外経験(留学、就業など )があれば、なお可
  • 日本の文化(伝統文化ならびにポップカルチャー)、歴史、地理などに関する基本的な知識。または、それらの知識を自主的に習得する意欲があること
  • 社会人経験、ボランティア経験があれば望ましい
スーパーバイザーと大学キャンパスを歩くコーディネーターの画像

派遣先について知る

派遣対象地域の画像

記念事業紹介

15周年記念事業

15周年事業の集合写真

15年という節目を記念し、2016年10月1日に国際交流基金日本語国際センター(埼玉県さいたま市)で記念事業を開催しました。当日は日本各地から23名の元コーディネーター(アラムナイ)が集まり、またプログラムの新旧のアドバイザーや担当者なども多数参加しました。

20周年記念事業

20周年事業の集合写真

20周年を記念し、1年間をかけて様々な事業に取り組みました。

What We Do事業内容を知る