研修・サポート

充実した研修制度

研修プログラムのフローの図

J-LEAPでは、日本語教師未経験者でも米国の学校でチームティーチングができるよう、赴任前から派遣中に至るまで、充実した研修制度を用意しています。
米国での生活の立ち上げに関するオリエンテーションから、米国トップクラスのトレーナー陣による米国の日本語教育事情や効果的な授業を行うための専門的な内容まで、さまざまな研修を通じて実践的な知識やスキルの習得が可能です。
また、研修のほかに、プログラム専属トレーナーによる現場視察や定期的に提出するビデオ課題などを通じて、実際の授業に対するアドバイスを得る機会もあります。

派遣前研修(赴任前)

国際交流基金(JF)の日本語国際センター(埼玉県さいたま市)で4日間にわたる合宿研修を行います。研修では、同期のアシスタントティーチャー(AT)と交流を深めながら、JFの日本語教育の考え方やJF開発教材について学ぶほか、米国の経験豊富な講師による米国の学校制度や日本語教育事情、ATの役割に関するセッションも用意しています。また、過去に派遣された先輩の体験談等を通じて現地生活の立ち上げに必要な知識を得ることができます。派遣先機関の発表もこの研修中に行われます。

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同期とともに、現地生活や業務に必要な基本的な知識を習得します

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活動の本拠地となる派遣先機関の発表!

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約2年間をともにする同期との交流も研修の大切な目的の一つ

着後研修(1年目7月 - 赴任直後)

米国到着直後から始まるこの研修にはリードティーチャー(LT)も参加し、初めてLTとのペアワークを行います。効果的なチームティーチングを実現するための考え方や日々の授業で実践していくことになるACTFL(全米外国語教育協会)の言語教育の枠組みを学び、現場で使えるレッスンプラン作りやデモレッスンを行います。
この研修は2年目研修との合同開催で、先輩ATとLTも参加するため、1年間の経験をもとにしたチームティーチングや米国生活に関するアドバイスを聞くこともできます。

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リードティーチャーとの初めてのペアワーク

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頼れる先輩たちとの交流。経験談やアドバイスから学ぶこともたくさん!

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研修の集大成となる最終日のデモレッスン

サイトビジット(1年目9~10月 – 赴任2~3カ月目)

経験豊富なプログラム専任トレーナーが各派遣先機関を訪問し、1日かけてクラス内でのチームティーチングの様子を視察します。視察後、授業内容のフィードバックや今後のチームティーチングをより効果的なものにするためのアドバイスを行います。また、ATやLTとトレーナーによる個別面談を行い、赴任からの数か月間を振り返り、業務や米国生活に関する課題を確認します。

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グレンブルック・ハイ・スクール(イリノイ州)への視察

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パーマー・ハイ・スクール(アラスカ州)への視察

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クランフォード・ハイ・スクール(ニュージャージー州)への視察

フォローアップ研修(1年目11月 – 赴任4か月目)

フォローアップ研修にはATのみが参加します。赴任後に現場で直面した課題や悩み、うまくいった事例などをケーススタディとして参加者全員で共有しながら、より各現場で生かせる実践的な授業準備やクラスルームマネジメントのための知識・スキルを習得します。また、トレーナーやスタッフとの個別面談があり、業務や生活に関する悩みなども相談できます。

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これまでのAT経験を振り返り、現場での好事例や課題を全員で共有

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実際に直面した課題をもとに、現場で使えるより実践的な知識やスキルを習得

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研修での学びや発見を各現場に持ち帰り日々の授業に生かしていく

継続研修(2年目7月 – 赴任2年目開始直後)

1年間のチームティーチング経験で直面した課題を振り返り、実際の生徒たちのレベルに応じた明確な学習目標設定から最終的な学習効果の測定を行うアセスメント方法までを盛り込んだ一連のユニットプラン作りを学びます。研修中には、実際に日本語クラスで数週間かけて教えることを想定した、日本の社会問題の解決を学習テーマとしたより高度な内容のユニットプラン作りに取り組みます。
また、この研修では久しぶりの同期との再会に加え、着後研修に参加する後輩ATとLTと交流する機会も多く、AT同士や米国のさまざまな日本語教師とのネットワーキングの場にもなります。

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1年間の現場経験から求められる、より高度なユニットプラン作り

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最終日には研修を通じてLTと作成したユニットプランを発表

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お互いを刺激し合える同期との再会や後輩との新たな出会い

プログラムサポート

サポート体制

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本プログラムはJFと米国NPOローラシアン協会の共同で運営しており、渡米までの海外旅行保険やフライトの手配、ビザ申請などの赴任準備をサポートします。
任地到着後はLTやホストファミリーのサポートのもと、銀行口座や携帯電話の開設、自動車の購入など米国での自立した生活に向けて準備を進めていきますが、現地での活動や生活に関する相談窓口として、JFやローラシアン協会の米国、日本スタッフも継続的にサポートしていきます。

待遇について

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規定に基づき、以下を支給します(2023年11月時点)。

  • 報酬、在勤加算:75,250円(月額)
  • 在勤加算:11~15万円程度(月額)
    ※赴任地により金額が異なります
    ※外務公務員の在勤手当に準じて変動します
  • 住居:赴任から4か月はホームステイ(原則自己負担なし)。5か月目以降はホームステイの継続、または1人暮らし/ルームシェアを選択可能(住居補助費あり)。
  • 赴任、帰任に係る日米間往復旅費
  • 移転料、支度料(赴任時)、着後手当(帰任時)
    ※赴任、帰任時の生活立ち上げ費用などに充当可
  • 海外旅行保険加入(自己負担なし)
  • 車両購入補助費 5,000米ドル
  • 車両保険加入補助費、AAA(全米自動車協会)加入補助費 1,800米ドル程度(年間)
  • J-1ビザ取得に係る費用、ビザ取得面接に係る交通費
  • 日米で実施する各種研修参加に係る旅費、食費及び宿泊先
  • 赴任前健康診断受診補助費 15,000円(上限)
  • その他、現地での活動に必要な教材購入補助費など
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