アジアのモダニズム
その多様な展開─インドネシア、フィリピン、タイ Asian Modernism
Diverse Development in Indonesia, the Philippines, and Thailand
展覧会
東南アジアでも歴史・文化的背景の異なるインドネシア、フィリピン、タイという3カ国を例に、西洋モダニズム受容の過程について美術作品を通じて検証し、「アジアにとって近代とは何か」というテーマに迫りました。西洋画の技法が導入された19世紀中葉の貴重な油彩画から、開催時に活躍していた作家の最新作まで、50作家・140点が展示されました。各国の協力キュレーターとともに3名の日本人キュレーターが1カ国ずつを担当、地域研究者の助言も得ながら分野をクロスオーバーする新しい試みとなりました。
会期・会場 (東京) |
1995年10月28日~12月3日 |
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国際交流フォーラム | |
(マニラ) | 1996年2月6日~3月6日 |
マニラ・メトロポリタン美術館 | |
(バンコク) | 1996年5月8日~28日 |
国立美術館 | |
(ジャカルタ) | 1996年6月21日~7月7日 |
インドネシア教育文化省美術ギャラリー | |
キュレーター | 建畠晢(多摩美術大学教授、インドネシア担当) 水沢勉(神奈川県立近代美術館主任学芸員、フィリピン担当) 塩田純一(東京都現代美術館学芸員、タイ担当) |
協力キュレーター | ジム・スパンカット(美術評論家、インドネシア担当) アリス・G・ギリェルモ(フィリピン大学准教授、フィリピン担当) ソンポーン・ロッブーン(シラパコーン大学助教授、タイ担当) |
特別アドバイザー | 石井米雄(上智大学教授) |
アーティスト | (インドネシア) ラデン・サレー、S・スジョヨノ、アファンディ、モフタル・アピン、アフマッド・サダリ、スリハディ・スダルソノ、G・シダルタ、A・D・ピロウス、F・X・ハルソノ、バクティアル・ザイヌル、ニョマン・ヌアルタ、デデ・エリ・スプリア、アヌサパティ、ティスナ・サンジャヤ、ニンディティヨ・アディプルノモ (フィリピン) ホセ・オノラート・ロザーノ、フェリックス・レスレクション・イダルゴ、フアン・ルナ、シモン・フローレス・イ・デ・ラ・ローサ、フェルナンド・アモルソーロ、ヴィクトリオ・エダーデス、ガロ・B・オカンポ、ヘルナンド・R・オカンポ、ヴィセンテ・マナンサラ、セサル・レガスピ、アルトゥーロ・ルス、ギリュルモ・トレンティーノ、ナポレオン・アブエヴァ、ベン・カブレーラ、イメルダ・カヒーペ=エンダーヤ、ジュリー・リュク、ロベルト・フェレオ、チャーリー・コー (タイ) クルワインコーン、プラ・ソンラックリキット、シラパ・ビラスィー、フア・ハリピタック、チット・ブアブット、キエン・イムスィリ、タウィー・ナンタクワーン、サワディ・タンティスック、プラユーン・ウルチャダ、チャルード・ニムサマー、ソンポート・ウッパイン、チャン・セタン、プラトゥワン・エムジャルーン、ピチャイ・ニラント、タワン・ダッチャニー、モンティエン・ブンマー、ワサン・スィティケート |
主催 | (東京) 国際交流基金アジアセンター (マニラ) マニラ・メトロポリタン美術館、在フィリピン日本大使館、国際交流基金 (バンコク) タイ王国教育省芸術局、国際交流基金 (ジャカルタ) インドネシア教育文化省文化総局、国際交流基金 |
関連プログラム | オープニング記念フォーラム:「アジアの現代美術とその歴史的背景」 1995年10月28日 / 国際交流基金国際会議場 / 出席= 建畠晢、ジム・スパンカット、ティスナ・サンジャヤ、水沢勉、アリス・G・ギリェルモ、チャーリー・コー、塩田純一、ソンポーン・ロッブーン、ワサン・スィティケート、ジョン・クラーク |
カタログ
アジアのモダニズム:その多様な展開─インドネシア、フィリピン、タイ
Ajia no modanizumu: Sono tayo na tenkai—Indonesia Firipin Tai
古市保子|フルイチ ヤスコ、中本和美|ナカモト カズミ [編]
Edited by Furuichi Yasuko; Nakamoto Kazumi
- 出版地:出版者
東京:国際交流基金アジアセンター
- 発行年
1995年
- ページ数
280p
- サイズ
25cm
- 言語
日本語 (jpn)、英語 (eng)
- NCID
BN13499671
【目次】
p5 | ごあいさつ | |
p9 | アジアのモダニズム展によせて | |
p11 | 1. インドネシア | |
p13 | 批評としての美術 | |
p17 | インドネシアにおけるモダニズムの出現とその背景 | |
p29 | 図版 | |
p53 | 作家解説 | |
p61 | 2. フィリピン | |
p63 | 〈迷い子〉のささやき─リアリズムの系譜 | |
p68 | フィリピンにおけるモダンアートの歴史 | |
p81 | 図版 | |
p105 | 作家解説 | |
p115 | 3. タイ | |
p117 | バンコク–チェンマイモダンの在処(ありか) | |
p124 | タイにおけるモダンアートの歴史 | |
p137 | 図版 | |
p161 | 作家解説 | |
p171 | 東南アジアにおける近代 | |
p176 | 関連年表 | |
p197 | A Message for the Asian Modernism Exhibition | |
p199 | 1. Indonesia | |
p200 | Art as Criticism | |
p204 | The Emergence of Indonesian Modernism and its Background | |
p214 | Artists | |
p219 | 2. The Philippines | |
p220 | Whispers of a Lost Child: The Heritage of Realism | |
p224 | The History of Modern Art in the Philippines | |
p232 | Artists | |
p237 | 3. Thailand | |
p238 | Bangkok and Chiang Mai: Ways of Modernity | |
p243 | History of Modern Art in Thailand | |
p252 | Artists | |
p257 | The Modern in Southeast Asia | |
p263 | Chronology | |
【PDF】
アジアのモダニズム:その多様な展開─インドネシア、フィリピン、タイ
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