国際シンポジウム1999
アジアの美術─未来への視点
International Symposium 1999
Asian Art: Prospects for the Future

シンポジウム

国際シンポジウム1999「アジアの美術:未来への視点」のパンフレット画像

1990年代に入って日本をはじめ世界各国で本格的に紹介されるようになったアジア地域の美術を取り巻く状況は、その後の10年で、グローバル化により急速に変化しました。そのように目まぐるしく変化した90年代の総括を試みるシンポジウムが、21世紀を目前にしたタイミングをとらえて開催されました。18人のパネリストと、2日間で延べ500人近くのオブザーバーの参加によって、次世紀への可能性を確認しました。

データ
開催日時
1999年 8月20日 10時~17時30分
8月21日 14時~17時
会場(東京) 国際交流フォーラム
主催 国際交流基金アジアセンター
リンク 国際交流基金ウェブサイトアーカイブページ

【プログラム】

第1日目 1999年8月20日

10時~10時10分 開会の挨拶
主催者
10時10分~13時10分 セッション Ⅰ検証:アジア現代美術の90年代 1─各国からの報告
司会 三木あき子(インディペンデント・キュレーター)
(10時10分~11時50分) 発表 1. イッツ・ミー!: 90年代中国現代美術のメインテーマ
冷林|ロン・リン(美術評論家)
2. 新世代の感受性
ソ・ソンロク|徐成綠(安東大学教授)
3. アジアの美術を“ディスコーシング(言説化)”する
ジム・スバンカット(美術評論家)
4. 世界への回帰:インド現代美術における不安と快活
ランジット・ホースコテー(美術評論家)
(11時50分~13時10分) 討論(質疑応答を含む)
14時30分~17時30分 セッション Ⅱ検証:アジア現代美術の90年代 2─紹介する側の視点から
司会 南條史生(インディペンデント・キュレーター)
(14時30分~16時10分) 発表 1. アジア:それは永遠の固定観念か? それともブラックホールか?
デヴィッド・エリオット(ストックホルム近代美術館館長)
2. なぜオーストラリアなのか?
ラーナ・デヴェンポート(アジアパシフィック・トライエニアル シニア・プロジェクト・オフィサー)
3. オルタナティヴヘの適応:シンガポールの美術館と現代美術の実状
アフマド・マシャディ(シンガポール国立美術館学芸員)
4. だれが / だれに / 何を / なぜ<紹介>するのか?
中村英樹(名古屋造形芸術大学教授)
(16時10分~17時30分) 討論(質疑応答を含む)

第2日目 1999年8月21日

14時~14時10分 2日目開会にあたって
14時10分~17時 セッション Ⅲ 全体討論グローバリズムの中で:21世紀のアジア美術
司会 水沢勉(神奈川県立近代美術館主任学芸員)
(14時10分~15時10分) 発表 1. アジアの美術と新千年紀:グローカリズムからテクノ・シャーマニズムまで
アピナン・ポーサヤーナン(チュラーロンコン大学アカデミック・リソース・センター副館長)
2. インターネット後のアジアの美術:20世紀末の地域性を越えて
ニランジャン・ラジャ(美術評論家)
3. 個別性への眼差し
建畠晢(多摩美術大学教授)
(15時30分~17時) 全体討論(質疑応答を含む)

報告書

国際シンポジウム1999「アジアの美術:未来への視点」報告書
Kokusai shimpojiumu 1999 “Ajia no bijutsu: Mirai eno shiten” Hokokusho
古市保子|フルイチ ヤスコ [編]
Edited by Furuichi Yasuko

  • 出版地:出版者
    東京:国際交流基金アジアセンター
  • 発行年
    2000年
  • ページ数
    208p
  • サイズ
    26cm
  • 言語
    日本語 (jpn)、英語 (eng)
  • NCID
    BA47177073
  • リンク

【目次】

p4 ごあいさつ
国際交流基金アジアセンター
p8 プログラム
p11 セッション Ⅰ検証:アジア現代美術の90年代 1─各国からの報告
p13 発表1. イッツ・ミー!:90年代中国現代美術のメインテーマ
冷林|ロン・リン
p16 発表2. 新世代の感受性
ソ・ソンロク|徐成綠
p18 発表3. アジアの美術を“ディスコーシング(言説化)”する─インドネシアの場合
ジム・スパンカット
p23 発表4. 世界への回帰:インド現代美術における不安と快活
ランジット・ホースコテー
p27 討論
p37 セッション Ⅰ の報告とシンポジウムの所感:認識と実践─次なる段階に向けての課題
三木あき子
p41 セッション Ⅱ検証:アジア現代美術の90年代 2─紹介する側の視点から
p43 発表1. アジア:それは永遠の固定観念か? それともブラックホールか?
デヴィッド・エリオット
p48 発表2. なぜ、オーストラリアなのか?
ラーナ・デヴェンポート
p54 発表3. オルタナティヴヘの適応:シンガボールの美術館と現代美術の実状
アフマド・マシャディ
p60 発表4. だれが / だれに / 何を / なぜ〈紹介〉するのか?
中村英樹
p62 討論
p74 セッション Ⅱ の報告とシンポジウムの所感─多様性の海へ:分断と総合の狭間から
南條史生
p77 セッション Ⅲ全体討議 グローバリズムの中で:21世紀のアジア美術
  発表1. アジアの美術と新千年紀:グローカリズムからテクノ・シャーマニズムへ
p79 アピナン・ポーサヤーナン
p83 発表2. インターネット後のアジアの美術:20世紀末の地域性を越えて
ニランジャン・ラジャ
p87 発表3. 個別性への眼差し
建畠晢
p90 討論
p108 セッション Ⅲ の報告とシンポジウムの所感:ふたたび無名の個別性へ
水沢勉
p111 Session ⅠExamining Asian Contemporary Art of the 1990s,
Part 1: Reports from the Regions
p113 Presentation 1It's Me!—The Main Theme of China's Contemporary Art in the 1990s
Leng Lin
p116 Presentation 2Sensibility of New Generation
Seo Seongrok
p118 Presentation 3Discoursing in Regional Contemporary Art in Asia—The Case in Indonesia
Jim Supangkat
p122 Presentation 4Back to the World: Anxiety and Exhilaration in Contemporary Indian Art
Ranjit Hoskote
p125 Discussion
p133 Report and Comment on Session ⅠRecognition and Action: Issues to be Solved in the Next Stage
Miki Akiko
p135 Session ⅡExamining Asian Contemporary Art of the 1990s,
Part 2: Perspectives of the Presenters
p137 Presentation 1“Asia”: Enduring Stereotype or Black Hole?
David Elliott
p140 Presentation 2Why Australia?
Rhana Devenport
p145 Presentation 3Appropriating Alterity: The Museum and Contemporary Practice in Singapore
Ahmad Mashadi
p150 Presentation 4Who “lntroduces” What to Whom and Why?
Nakamura Hideki
p152 Discussion
p161 Report and Comment on Session ⅡThe Sea of Diversity: Divisions and Syntheses
Nanjo Fumio
p163 Session ⅢGeneral DebateIn a Global Context: Asian Art in the 21st Century
p165 Presentation 1Asian Art and the New Millennium: From Glocalism to Techno-Shamanism
Apinan Poshyananda
p168 Presentation 2Asian Art after the lnternet: Transcending the Regional Arenas of the Late 20th Century
Niranjan Rajah
p171 Presentation 3Turning Our Eyes to lndividuality
Tatehata Akira
p173 Discussion
p187 Report and Comment on Session ⅢToward on Anonymous Individuality
Mizusawa Tsutomu
p189 座談会90年代のアジア現代美術を振り返って
出席者= デヴィッド・エリオット、アピナン・ポーサヤーナン、建畠晢
p195 Roundtable DiscussionLooking Back at Asian Contemporary Art during the 1990s
p199 パネリスト・プロフィール / Panelists' Profile
p206 国際交流基金アジアセンター主催美術事業一覧
p207 The Japan Foundation Asia Center Visual Arts Programs

【PDF】

国際シンポジウム1999「アジアの美術:未来への視点」報告書

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