国際巡回写真展「東北−風土・人・くらし」 福島・岩手で開催

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、福島県立博物館、岩手県遠野市との共催により、2014年4月より福島県及び岩手県にて国際巡回写真展「東北-風土・人・くらし」を開催します。

本展は写真作品を通して、東北の風土、人、くらしを浮かび上がらせようとする趣旨のもと、東日本大震災から1年の節目となる2012年3月より、国際交流基金が海外巡回を開始し、これまでに世界23都市で開催されました。
東北にゆかりのある、しかし世代も表現も様々な写真家による作品で構成された本展は、1940年代を中心に撮影された過去の作品から、現在進行形の作品までを同時に展示し、過去・現在・未来を貫く、東北の魅力を広く紹介する内容となっています。
今回は世界各地での展示スケジュールの合間を縫って、世界各地で多くの観客を魅了してきた展示が日本に「一時帰国」します。

なお、福島・岩手での展覧会に先立ち、2014年3月7日(金曜日)18時30分より、キュレーターの飯沢 耕太郎さんと2名の出品作家をお招きし、トークイベントも開催します。

東北-風土・人・くらしの写真1
A Deer Shot Dead, November 2009, Kamaishi, Iwate
Masaru Tatsuki
2009
900 x 730 Lambda print
Courtesy of Artist

東北-風土・人・くらしの写真2
Kamoaosa, Akita, FIELD NOTES
(Jomon Sites / Oga Peninsula / Yonomori)
Nao Tsuda
2011
457 x 560, C-type print
Courtesy of Artist

開催概要

福島展
会期

2014年4月19日(土曜日)~5月18日(日曜日)

休館日: 毎週月曜日休館。ただし、5月5日(月曜日・祝日)、5月6日(火曜日・振替休日)は開館し、5月7日(水曜日)は休館します。
開館時間: 9時30分~17時 (※最終入館は16時30分まで)

会場 福島県立博物館
福島県会津若松市城東町1-25 アクセス
電話:0242-28-6000
観覧料:一般500円(400円)、高校生200円(150円)、小中学生100円(80円)
*括弧内は20名以上の団体料金
主催 独立行政法人 国際交流基金、福島県立博物館
岩手展
会期

2014年5月24日(土曜日)~6月22日(日曜日)

会場
  • 第1会場/遠野市立博物館
    〒028-0515 遠野市東舘町3-9 アクセス
    開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
    休館日:月末日休館
  • 第2会場/遠野まちなかギャラリー
    〒028-0523 遠野市中央通り4-6
    開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
  • 第3会場/遠野蔵の道ギャラリー
    〒028-0523 遠野市中央通り4-28
    開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
    休館日:毎週月曜日及び 月末日休館

観覧料:無料
(第1会場/遠野市立博物館の常設展見学には別途入館料が必要)

問い合わせ 遠野文化研究センター
岩手県遠野市中央通り1-11
電話:0198-60-2800
主催 独立行政法人 国際交流基金、岩手県遠野市

キュレーター

飯沢 耕太郎(いいざわこうたろう) (写真評論家)

宮城県出身。「東北―風土・人・くらし」展企画監修。主な著書に、『戦後写真史ノート―写真は何を表現してきたか』(中公新書 1993年)、『写真美術館へようこそ』(講談社 1996年/サントリー学芸賞)、『写真的思考』(河出書房新社 2009年)、『アフターマス― 震災後の写真』(NTT出版 2011年)など。

出品作家

  • 千葉 禎介 (1917~65)
  • 小島 一郎 (1924~64)
  • 芳賀 日出男 (1921~)
  • 内藤 正敏 (1938~)
  • 大島 洋 (1944~)
  • 畠山 直哉 (1958~)
  • 林 明輝 (1969~)
  • 田附 勝 (1974~)
  • 仙台コレクション(伊藤トオル他)
  • 津田 直(1976~)

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部  欧州・中東・アフリカチーム 森、大平
電話:03-5369-6063
Eメールアドレス: qz_support@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

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