日本と海外のアーティストのコラボレーションを支援
2022年度 舞台芸術国際共同制作

2022年は企画競争により以下の案件を採択しました。(申請団体は成果発表の日程順

鳥の劇場×シアター・ブレーキング・スルー・バリアーズ(TBTB)(米国)

企画名:『パックさんの魔法/美のことなり

中島諒人の写真

ニコラス・ヴィセリの写真

鳥の劇場と米国NYのシアター・ブレーキング・スルー・バリアーズ(TBTB)による共同創作プロジェクト。障がいのある人、ない人が共に舞台を作る「じゆう劇場」のプロデュースなど共生社会実現のため活動してきた鳥の劇場(芸術監督:中島諒人)と、障がいのある俳優や作家を中心にオフブロードウェイで長年活躍してきたTBTB(芸術監督:ニコラス・ヴィセリ)が協働。障がいの有無にかかわらず人々がもつ多様な生き方や価値、国籍や障がいなどの壁を超えた人間の内面の美しさを観客と分かち合う機会とすべく、2つの演劇作品を2022年9月に「鳥の演劇祭15」にて上演。

アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)× 坂本龍一

企画名:『太陽との対話(VR)』

アピチャッポン・ウィーラセタクンの写真
Courtesy of Apichatpong Weerasethakul
Photo by Supatra Srithongkum and Sutiwat Kumpai

坂本龍一の写真
Photo by zakkubalan (c) 2020 Kab Inc.

数々の傑作で人類の映画史を更新し続けるタイの映画監督アピチャッポン・ウィーラセタクンと、日本を代表する音楽家・坂本龍一、そして日本が誇るVR制作技術を有する谷口勝也らクリエーターチームが国際共同制作を行い、アピチャッポン監督初となるAR/VR技術を使った体験型パフォーマンス作品を創作、世界に先駆けて発表する。目には見えない霊的な存在たちとの交感、眠りや病とともにある身体、宙吊りのまま円環する時間感覚など、あたかもパンデミック後を先取りしてきたかのようなアピチャッポンの映像世界。その世界をAR/VR技術によって大胆に拡張し、まだ誰も到達したことのないような身体感覚を創出、それを集団で体験する儀式としてのパフォーマンスの創出を目指す。2022年10月に国際芸術祭「あいち2022」にて世界初演。

  • 〈成果発表〉2022年10月4日~10日(会場:愛知県芸術劇場 大リハーサル室)

※詳細は国際芸術祭「あいち2022」ホームページをご確認ください。

志賀理江子、メルツバウ×バラージ・パンディ(ハンガリー)、リシャール・ピナス(フランス)

企画名:『メルツバウ、バラージ・パンディ、リシャール・ピナス with 志賀理江子「Bipolar」』

Photo by Jien Akitaの写真

Photo by Richard Dumasの写真

国際的な注目を集める写真家の志賀理江子、秋田昌美によるノイズ・プロジェクト「メルツバウ」、秋田との音楽アルバム「Cuts」にも参加するドラマーのバラージ・パンディ、そして1970年代よりフランスのエクスペリメンタル・ロックを開拓した、リシャール・ピナスによる、初のコラボレーションによるビジュアルコンサート。3者によって即興的に生み出されていく音の連なりに、2019年に発表、展示した「ヒューマン・スプリング」のコンセプトを引き継ぎ、新たに撮影が重ねられた志賀の新作映像が混じり合っていく。2022年10月にKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022にて上演。

〈成果発表〉2022年10月8日、9日(会場:京都芸術劇場 春秋座)
※詳細はKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022のホームページをご確認ください。

和田ながら×シャンカル・ヴェンカテーシュワラン(インド)

企画名:『「さようなら、ご成功を祈ります」――B.R.アンベードカル博士が1936年ラホール市のカースト撤廃協会の招待に応じて準備したものの協会側が内容が耐え難いと判断し招待を撤回したため実際には読み上げられなかった演説『カーストの絶滅』への応答』

撮影:守屋友樹の写真
撮影:守屋友樹

撮影:Gabriela Neebの写真
撮影:Gabriela Neeb

京都芸術大学舞台芸術研究センターの企画により、南インド・ケーララ州を拠点にしながら国際的に活躍する演出家・シャンカル・ヴェンカテーシュワランと、京都を拠点に活躍する演出家・和田ながらが初めての共同演出を通じて挑戦する演劇作品。
インド憲法起草の中心人物であり、不可触民解放運動の指導者であったB.R.アンベードカル(1891-1956)が1936年に執筆し、演壇では語られずに終わった演説原稿『カーストの絶滅』。インドで今も読み継がれ、「差別」や「分断」を批判する普遍的な思索と雄弁にあふれ、色褪せることのないこのテキストを、〈現代〉の眼からあらためて読み直し考察する。アニルデゥ・ナーヤル、チャンドラ・ニーナサム、武田暁が出演。2022年12月、京都芸術劇場・春秋座で上演予定。

〈成果発表〉2022年12月10日、11日(会場:京都芸術劇場 春秋座)
※詳細は京都芸術劇場春秋座studio21のホームページをご確認ください。

カンパニーデラシネラ×リー・レンシン(マレーシア)、リウ・ジュイチュー(台湾)、チョン・ヨンド(韓国)

企画名:『Hourglass』

出演者4名の写真

出演者3名の写真

2016年以来、継続的に国際共同制作を行ってきた小野寺修二率いるカンパニーデラシネラによる新作ワークインプログレス。昨年度発表した『TOGE』に出演したデラシネラカンパニーメンバー、梶原暁子、リー・レンシン(マレーシア)、リウ・ジュイチュー(台湾)に加え、新たにチョン・ヨンド(韓国)が参加、更なる可能性を模索する。各国メンバーとの国際協働や異文化交流を通じ、文化的背景や生活に根付いた身体性の違いを感じるとともに、どのような身体言語/想像力を共有しているかを見つめながら、新たな「言語」の獲得を目指す試み。将来的な開催を見据えたワークインプログレスとして10日間の集中ワークショップを行い、2022年12月に北とぴあで公開予定。

〈成果発表〉2022年12月23日(会場:北とぴあ)
※詳細はカンパニーデラシネラのホームページをご確認ください。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
文化事業部舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
メール:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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