日本と海外のアーティストのコラボレーションを支援
2022年度 舞台芸術国際共同制作 オブザーバー

オブザーバー制度とは?
さまざまなバックグラウンドを持つ第三者が、オブザーバーとして舞台芸術の制作過程を記録し、報告書やイベントを通して公表する制度です。プロセスを共有することで、舞台公演の国際共同制作の過程を一般に広く伝えていき、より多くの公演団やアーティストによる海外とのコラボレーションに役立てます。また、普段接することのできない国際的な現場の様子から、新たな形での国際交流への気付きを提供することを目指します。

オブザーバー

森田かずよ氏の写真

森田かずよ(もりた かずよ)

担当作品:鳥の劇場×シアター・ブレーキング・スルー・バリアーズ(TBTB)『パックさんの魔法/美のことなり』

ダンサー・俳優。
神戸大学人間発達環境学研究科人間発達専攻博士前期課程修了。障がいのある身体と共に、表現活動と研究を行う。近年はワークショップ講師や振付・演出にも携わる。東京2020パラリンピック開会式出演。福祉をたずねるクリエイションマガジン「こここ」にてコラム「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門グッドワーキスタ。

権祥海氏の写真

権祥海(ごん さんへ)

担当作品:アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)× 坂本龍一『太陽との対話(VR)』

1990年韓国生まれ。キュレーター。韓国月刊『PUBLIC ART』日本通信員。東京藝術大学国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻(キュレーション)博士課程修了。現代美術とパフォーミング・アーツを横断するキュレーション、プラットフォーム運営、研究活動を主軸に、パフォーマンスにおける共集性を捉える。主な企画に「覚醒と幻惑:見えないものとの対話」(ゲーテ・インスティトゥート東京、2022)など。

森山直人氏の写真

森山直人(もりやま なおと)

担当作品:志賀理江子、メルツバウ×バラージ・パンディ(ハンガリー)、リシャール・ピナス(フランス)『メルツバウ、バラージ・パンディ、リシャール・ピナス with 志賀理江子「Bipolar」』

演劇批評家。1968年生まれ。2001年10月から2022年3月まで、京都芸術大学舞台芸術学科教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員、及び機関誌『舞台芸術』編集委員。2012年から2019年まで、KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)実行委員長を務めた。著書に『舞台芸術の魅力』(共著、放送大学教育振興会)など。主な論文に、「日本語で「歌うこと」、「話すこと」:演劇的な「声」をめぐる考察」(『舞台芸術』24号)、他多数。

柴田隆子氏の写真
撮影:江森康之

柴田隆子(しばた たかこ)

担当作品:和田ながら×シャンカル・ヴェンカテーシュワラン(インド)『「さようなら、ご成功を祈ります」――B.R.アンベードカル博士が1936年ラホール市のカースト撤廃協会の招待に応じて準備したものの協会側が内容が耐え難いと判断し招待を撤回したため実際には読み上げられなかった演説『カーストの絶滅』への応答』

学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士課程修了、同大学大学院で博士号(表象文化学)取得(2013年)。麻布大学、中央大学などで非常勤講師、学習院大学大学院人文科学研究科助教を経て、現在、専修大学国際コミュニケーション学部准教授。
国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会員、2021年より機関紙『シアターアーツ』編集代表。ヴェンカテーシュワラン演出『水の駅』評をWeb版シアターアーツで執筆。著書に『オスカー・シュレンマー ――バウハウスの舞台芸術』(水声社、2021年)。

鈴木理映子氏の写真
(c) 山本尚明(Naoaki Yamamoto)

鈴木理映子(すずき りえこ)

担当作品:カンパニーデラシネラ×リー・レンシン(マレーシア)、リウ・ジュイチュー(台湾)、チョン・ヨンド(韓国)『Hourglass』

編集者、ライター。演劇情報誌「シアターガイド」編集部を経て2009年よりフリーランスとして、舞台芸術関連の冊子、書籍の編集、執筆を手がける。NPO法人芸術公社創立メンバー。成蹊大学文学部芸術文化行政コース非常勤講師。編著に『〈現代演劇〉のレッスン』(フィルムアート社)、著書に「宝塚風ミュージカル劇団のオリジナリティ」(『地域市民演劇の現在〜芸術と社会の新しい結びつき〜』森話社)など。ACL現代演劇批評アーカイブ(https://acl-ctca.net/ )、『日本の演劇 公演と劇評目録1980~2018年』(日外アソシエーツ)監修。 

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
文化事業部舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
メール:pa@jpf.go.jp
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