ベルリン日独センター 共催シンポジウム 「日独対話から考える食の未来2 ―食育とコミュニケーション―」実施報告

ベルリン日独センター 共催シンポジウム 「日独対話から考える食の未来2 ―食育とコミュニケーション―」

国際交流基金(JF)は、2024年1月25日(木曜日)にシンポジウム「日独対話から考える食の未来2―食育とコミュニケーション―」を、ベルリン日独センターとの共催で開催しました。(開催概要及び登壇者ページ)昨年度実施したシンポジウム「日独対話から考える食の未来」に続いて日独の食をテーマとし、さまざまな世代や社会的背景の方が参加できる食育や、食を通じた新たな学びやコミュニケーションについて、議論を行いました。

シンポジウムはドイツ時間の午前10時に始まり、ベルリン日独センター内の対面会場及びオンライン会場には200名を超える観衆が集まりました。

第1部の基調講演では、日本から東京農業大学副学長・教授の上岡美保先生、ドイツからはフレンスブルク大学名誉教授のイネス・ハインドル先生がそれぞれ登壇し、食育に携わる研究者の視点から、両国における食の現状や課題について講演を行いました。

その後、第2部のパネルディスカッションでは、ライナー・ヴィルト財団学術顧問のヤーナ・ドライヤー氏による司会進行の下、日本とドイツで食育に取り組む実務家の方々が登壇してディスカッションを行いました。議論の中では、登壇者が食育の推進のため行っている活動が紹介されるとともに、日独における食育の先進事例や、幅広い世代にアプローチして食の学びを促すためのコミュニケーションについて、活発な意見交換が行われました。
対面会場及びオンライン会場では一般視聴者からの質問も相次ぎ、日独それぞれの参加者が互いの食文化に触れ、対話・交流を深める場となりました。

また、今回現地でシンポジウムに参加した日本側登壇者3名は、滞在中にベルリン市内における食育関係機関への視察訪問を行い、日独における食育の取り組みとその相違点、そして将来に向けた食育の可能性について、両国の専門家が知見を分かち合う機会となりました。

【視察訪問・意見交換を行った組織・機関】

  • シュールケッヘ社(Die Schulköche
  • ドメーネ・ダーレム(Die Domäne Dahlem
  • ターフェル・ドイツ(Die Tafel Deutschland e.V.)/ベルリナー・ターフェル(Die Tafel Berlin e.V.)
  • ベルリン自由大学学生食堂「Shokudō
  • ドイツ連邦食料・農業省(Das Bundesministerium für Ernährung und Landwirtschaft
  • ベルリン緑の週間(Die Grüne Woche

【シンポジウム及び視察訪問の写真】

  • シンポジウムの写真
  • 集合写真
  • 視察風景の写真
  • ミーティングの写真
  • 会議室での写真
  • シンポジウム会場の写真

※シンポジウム及び視察訪問の詳細はベルリン日独センターのホームページもご参照ください。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
国際対話部 事業第1チーム
電話:03-5369-6072
Eメール:gp1_info@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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