ジャポニスム2018

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事業報告書

「ジャポニスム2018」の事業の概要や反響・成果についてご報告します。

経緯

フランス地図の画像
iStock.com/omersukrugoksu

2015年10月から2016年4月にかけて、安倍晋三内閣総理大臣主催「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」〔座長:故・津川雅彦氏〕が3回にわたって開催され、その議論の中で、海外において日本文化を紹介する「日本博」を実施するという方向性が示されました。これを踏まえ、安倍総理は2016年5月、日仏首脳会談に際し、日仏友好160年に当たる2018年パリを中心に日本の文化を大々的に紹介する機会を設けたいとしてフランスのオランド大統領(当時)に協力を求め、両国が合意しました。
この合意により実施に至ったのが、大型日本文化紹介事業「ジャポニスム2018」です。
「ジャポニスム2018」の企画立案と運営は、国際交流基金に設置されたジャポニスム事務局が行いました。

概要

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ジャポニスム2018開会式での河野外務大臣・
ニッセン文化大臣(当時)

現代に至るまで日本文化の根底に共通して存在する、自然を敬い、異なる価値観の調和を尊ぶ「美意識」をテーマとして、「ジャポニスム2018:響きあう魂」というタイトルのもと、日仏両国の関係府省庁・関係機関が連携して、共同で取り組みを推進しました。
会期は、2018年7月から2019年2月。展覧会は、日本文化の原点とも言うべき縄文、琳派、伊藤若冲から、最新のメディア・アートやアニメ・マンガ・ゲームまで、舞台公演は、歌舞伎、能楽・狂言、雅楽から、現代演劇、初音ミクまで、さらには食、映画、祭り、禅、武道、茶道、華道ほか、日本人の日常生活に根ざしたさまざまな文化に焦点を当てた交流事業も含め、幅広い範囲の事業を次々に行いました。
なお、これらの事業を行うにあたっては、日本各地の様々な魅力をパリに向け、またパリを通して世界に向けて発信することも目指しました。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、日本に関心を持つ外国の方を増やし、日本が誇る食、酒、工芸等の産品の海外展開にも繋げることを期待し、事業を展開しました。

「ジャポニスム2018 公式企画」

「ジャポニスム2018」では、パリ及び地方都市の100を超える会場で、101件もの多彩な公式企画を実施しました。日仏の専門家・機関による協力・連携のもと、公式企画には幅広い時代、さまざまな分野の一級の作品やアーティストが集結しました。

企画一覧

「ジャポニスム2018 特別企画」

姉妹都市である東京都とパリ市が中心となって実施した文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」のうち4事業が、特別企画として位置付けられました。

「ジャポニスム2018 参加企画」

「ジャポニスム2018」の趣旨にご賛同くださった方々がフランスで実施した日本関連の催しが「ジャポニスム2018 参加企画」です。ジャポニスム事務局が参加企画に認定した催しは204件にのぼり、その実施にあたっては、「ジャポニスム2018」公式ウェブサイト等を通じた広報面での連携を図りました。

「ジャポニスム2018」フォローアップ

「ジャポニスム2018」をその場限りのお祭りとして終わらせず、これを踏まえて日仏交流を更に深め、持続的なものとして発展させるため、国際交流基金(JF)では「ジャポニスム2018」に関わった方々を中心に、日仏両国の間の人的交流事業を新たに企画しました。詳細はこちらから

体制

関連イベント

【登壇者決定!】フランスは日本をどう観たか?
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[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部企画調整チーム
電話:03-5369-6060 ファックス:03-5369-6038
Eメール: arts@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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