国際交流基金 × KYOTO EXPERIMENT 「Sequence(シークエンス)」 ~日本と ASEAN 地域の舞台芸術分野・次世代人材育成プログラム~


photo by bozzo / 写真提供:城崎国際アートセンター(豊岡市)

photo by Mark Teh
国際交流基金(JF)は、KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭と共催し、日本とASEAN地域の舞台芸術分野における、新たな人材育成事業「Sequence(シークエンス)」を実施します。
アーティストと観客の人的交流を通じて、次世代の人材育成を目指すもので、2025年から2027年の3年間にわたる事業です。日本とASEANの次世代の交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化の WA2.0-」の一環として行います。
本事業は、以下の3つのプログラムを軸として展開します。
- (1)日本と ASEAN 地域の次世代を担うアーティストのインキュベーション・プログラム
- (2)ASEAN 地域を拠点とするアーティストによるパフォーマンス作品の招へい公演および交流プログラム
- (3)日本と ASEAN 地域のアーティストによる国際共同制作プログラム
日本とASEAN地域を含むアジア地域には、多様な文化と複雑な社会・政治背景が存在します。本事業では、それらをひとつの物語にまとめあげるのではなく、大きな枠組みからこぼれ落ちてしまいがちな、断片的な個々の物事や視点をすくい上げながら、交流とつながりを深めていくことにフォーカスしていきます。
本事業を通じて、これからの日本と ASEAN 地域における舞台芸術が多方向的・多層的に展開することを願い、シーンの積み重ねをイメージさせる「Sequence」と命名しました。
この3年間にわたる取組みの中で、日本と ASEAN 地域を含むアジア地域の文脈を起点として捉えなおし、その視点からの舞台芸術における事象や考えをつなぎながら、次世代の人材育成を目指します。
今後の展開にぜひご注目ください。
【クレジット】
主催:国際交流基金、KYOTO EXPERIMENT
KYOTO EXPERIMENT
2010 年より毎年京都市内で開催している舞台芸術祭です。国内外の「EXPERIMENT(エクスペリメント)=実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。演劇、ダンス、音楽、美術などジャンルを横断した実験的表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、新たな可能性をひらいていきます
公式ウェブサイト KYOTO EXPERIMENT 2025
最新のプログラム
【2025年度】
- 「Shifting Points」 日本と ASEAN 地域の次世代を担うアーティストのインキュベーション・プログラム
- マレーシアの演出家マーク・テによる創作メソッドワークショップ、および新作『トゥアの片影』公演・トーク
- 日本、フィリピン、台湾のアーティストらによる『クルージング:旅する舌たち』国際共同制作
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部 舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
E-mail:pa@jpf.go.jp (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)