2025年度 国際交流基金(JF)地球市民賞 オンライン公開シンポジウム これからの多文化共生社会における「いのち」の支え方
国際交流基金(JF)は、1985年から、地域に根ざした優れた国際文化交流活動を行っている団体に対し「国際交流基金 地球市民賞」を授与しており、文化・芸術活動を通じた国際交流活動や多様な文化の共生を推し進める活動など、国際文化交流のノウハウを全国に発信しています。
国際交流基金地球市民賞のご紹介(Youtube動画)
今年度も5月23日から候補団体の公募を行っています。
応募ガイドラインはこちら
地球規模で考え、地域で行動する「地球市民」が、今日も全国各地でさまざまな課題や価値創造に取り組んでいます。国際交流基金は地球市民賞の運営を通じて、すぐれた実践事例を紹介してまいりました。
本企画では、これからの多文化共生社会における「いのち」の支え方に注目。多様化する外国人住民の重要な課題のひとつである「医療・健康」分野に着目し、過去の受賞団体のグッド・プラクティスや取り組みから見えてきた課題、今後の可能性について議論します。地域の他団体や住民、関係機関とのネットワーキングや情報発信、組織運営に定評のある受賞団体の事例から、外国人住民の「いのち」の支え方を学び、全国各地で活動を展開する地域の国際文化交流団体の今後の活動のあり方をみなさまとともに考えます。
今回は完全オンラインで全国に配信!参加費無料でどなたでもご視聴いただけます。
概要
- 日時
2025年6月29日(日曜日) 14時~16時
※13時45分から Zoomウェビナーにご入室いただけます
セッション1 14時15分~15時
セッション2 15時~15時35分- 主催
- 独立行政法人 国際交流基金(JF)
- 配信方法
- Zoomウェビナー
- ※通信状況により、進行の遅れやエラーによる中断、映像や音声の乱れが発生する場合がございます。予めご了承ください。
- ※詳しい情報・ZoomのIDなどは、開催日までにメールにてお知らせします。
- 費用
- 無料
- 言語
- 日本語
- お申込みフォーム
- お申し込みはこちらからお願いいたします。
二次元コード
- ※ご一緒に視聴される方がいる場合は、お一人ずつご登録をお願いいたします。
備考:完全オンライン配信
プログラム
主催者挨拶(14時~14時10分)
地球市民賞概要説明
登壇者紹介
趣旨説明(14時10分~14時15分)
モデレーター
田村 太郎氏(2024年度地球市民賞選考委員・一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事)
セッション1(14時15分~15時)
スピーカー
冨田 茂氏(高田馬場さくらクリニック)・松野 勝民氏(多言語社会リソースかながわ )・本村 実枝子氏(佐賀県国際交流協会)
セッション2(15時~15時35分)
スピーカー
野邊 壮平氏(MIYAZAKI C-DANCE CENTER)・佐藤 純子氏(地域サポートわかさ)
質疑応答(15時35分~15時45分)
総括(15時45分~15時55分)
モデレーター
田村 太郎氏 (2024年度地球市民賞選考委員・一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事)
主催者挨拶・公募案内(15時55分~16時)
登壇者プロフィール
モデレーター
田村 太郎
(2024年度地球市民賞選考委員・一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事)
【略歴】
阪神・淡路大震災での外国人被災者支援を機に1995年10月「多文化共生センター」を設立。地域における多文化共生の推進に従事。東日本大震災直後に内閣官房企画官に就任し、現在も復興庁・復興推進参与として東北復興にも携わる。総務省など国や地方自治体の多文化共生関連委員を歴任。共著に『多文化共生キーワード事典』『自治体施策とユニバーサルデザイン』などがある。
スピーカー
高田馬場さくらクリニック (東京都)2020年度地球市民賞受賞
院長 冨田 茂
【略歴】
新潟大学医学部医学科卒、整形外科専門医、タイ国マヒドン大学公衆衛生学修士課程修了、獨協医科大学より、博士(医学)。NGOに参加し在日外国人医療相談会のボランティア医師として活動後、2014年高田馬場さくらクリニックを開院し外国人住民への医療に取り組んでいる。
【団体概要】
外国人が多く暮らす新宿区高田馬場にて、アジアの国々にルーツのある人々をスタッフとして協働し、地域の外国人コミュニティと連携しながら多言語で受診者のニーズに寄り添った対応を行う「多文化クリニック」を運営することに加え、外国人住民の予防医療やスタッフの人材育成にも尽力している。
認定特定非営利活動法人 多言語社会リソースかながわ (神奈川県)2013年度地球市民賞受賞
理事長 松野 勝民
【略歴】
明治学院大学社会学部卒業後、医療ソーシャルワーカーとして勤務。1985年に(社福)恩賜財団済生会神奈川県病院医療福祉相談室勤務。1990年頃より外国人医療に関わる。2002年MICかながわ設立時に副理事長、2013年に理事長就任。2013年より(公財)かながわ国際交流財団評議員。2019年より神奈川県外国人医療推進検討会議委員、現在に至る。
【団体概要】
多言語による医療通訳の派遣や養成を行うNPO法人。行政と協働で知識とスキルを身につけたボランティア医療通訳者を派遣する枠組みを構築。各地での医療通訳養成講座に経験を積んだ通訳者を講師として派遣するなど、医療通訳の普及に努める。医療以外の分野でも、学校や児童相談所でのコミュニティ通訳活動も行っている。
公益財団法人 佐賀県国際交流協会(佐賀県)2024年度地球市民賞受賞
職員 本村 実枝子
【略歴】
福岡県出身。前職は旅行会社営業。趣味は旅行。退職後、タイとアメリカへプチ移住を経て、佐賀県へ。2012年4月入職以降、佐賀県国際交流協会にて医療通訳事業を立ち上げから担当。現在は、佐賀県でアメリカ人の夫と3人の子育てに奮闘中。
【団体概要】
1990年設立。近年は国際交流活動で培われた知見を生かしつつ、県内外国人住民の増加を背景に多文化共生をテーマに活動をシフト。外国人・日本人双方からの相談対応や、高い専門知識や倫理意識が求められる医療通訳・災害時の多言語支援を行う。
Photo by Nishi Junnosuke
特定非営利活動法人 MIYAZAKI C-DANCE CENTER (宮崎県)2024年度地球市民賞受賞
代表理事 野邊 壮平
【略歴】
宮崎大学で創作ダンスを学び、ダンスカンパニー「んまつーポス」として国内外で活動。2008年、NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTERを設立。2019年、地域の保育園と連携し、「国際こども・せいねん劇場みやざき」をオープン。2023年、みやざき国際ダンスフェスティバルをスタート。創造的な身体活動を通して地域と世界をつなぐことを目指し、実践している。
【団体概要】
振付家・ダンサー「んまつーポス」が学生起業し、字幕がいらない創作ダンスというノンバーバルな交流を通して国や文化、世代の壁を軽やかに越境すること、また地域の芸術文化の振興に留まらず、創作ダンスの普及活動を通して人々の健康増進にも寄与する活動を展開。
特定非営利活動法人 地域サポートわかさ (沖縄県)2022年度地球市民賞受賞
職員 佐藤 純子
【略歴】
2015年よりNPO法人地域サポートわかさで活動。公民館職員として、誰一人取り残さない地域社会の実現をめざしたさまざまな事業の開発に関わる。現在は多文化カフェを運営し、外国人の活動を支えている。
【団体概要】
沖縄県那覇市若狭地域を拠点に、公民館や児童館の指定管理を担いながら、住民と協働で文化・福祉・学びの場を創出。多様な地域住民の声を活かし、誰もが参加できる地域づくりを実践している。
登壇情報
セッション1(14時15分~15時)
スピーカー
冨田 茂氏(高田馬場さくらクリニック)・松野 勝民氏(多言語社会リソースかながわ )・本村 実枝子氏(佐賀県国際交流協会)
セッション2(15時~15時35分)
スピーカー
野邊 壮平氏(MIYAZAKI C-DANCE CENTER )・佐藤 純子氏(地域サポートわかさ)
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