寄附等の実績・成果
寄附等の実績・成果(2016年度)
2016年度の寄附金受入実績と、寄附金等により実施した事業例をご紹介します。
寄附金受入実績
寄附名 | 件数 | 金額 |
---|---|---|
事業実施支援のための寄附 | 11件 | 75,050,000円 |
基金(ファンド)拡充のための寄附 | 1件 | 3,000円 |
賛助会費としての寄附 | 34件 | 7,350,000円 |
合計 | 46件 | 82,403,000円 |
※2016年度には、この他に、「特定寄附金制度」を通して、他団体の国際文化交流事業への助成金として交付するための寄附金(特定寄附金)163,195,175円を受入れています。
※さらに、寄附金以外の民間からの資金協力として、協賛金、助成金等総額約4,173万円のご支援を頂いています。
寄附金等による事業実施例
2016年度に「事業実施支援のための寄附」等を受入れて実施された事業例をご紹介いたします。
東京ガスの寄附による東南アジア4か国への日本語専門家派遣事業
東京ガス株式会社から寄附を頂き、東南アジア4か国(インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア)へ4名の日本語専門家派遣を行っています。
各国に派遣される日本語専門家は、学生たちに日本語を教えるだけでなく、より学びやすいカリキュラムや教材の開発、現地の日本語教師に対する研修会の開催、 日本文化紹介などの活動を行うことで、派遣先機関のみならず、周辺地域を含めた日本語教育レベルの向上に貢献しています。
これらの取り組みを通し、学生の日本および日本語への興味関心が明らかに向上してきたとの嬉しい報告もありました。
今後も教師・学生へのサポートの充実をはかり、現地の日本語教育のさらなる発展を目指します。
日本文化(凧揚げ)紹介の様子
日本語専攻での授業の様子
ロシアの大学に対する日本研究支援
本事業では、ロシアのサンクトペテルブルク国立大学と極東連邦大学における日本研究を支援しています。主な内容は、大学生、あるいは大学院生に対する、1学期間から1学年に及ぶ日本の大学における研究・学習支援です。
両大学の、日本に強い関心を持つ学生たちが生活を通じて肌で日本の社会や文化などを学び、ネットワークを形成するのを支援することで、日本とロシアの相互理解に貢献する人材を育てます。
2016年度は極東連邦大学の日本語教師達が日本で研究したり、日本関連の書籍を出版したりといった活動にも支援しました。2018年は「ロシアにおける日本年」ということで、日本から日本語専門家を同大学に派遣したり、日本の作家(江國香織氏を予定)をサンクトペテルブルク国立大学へ派遣する等、内容や地域の幅を広げた、更なる事業の展開が予定されています。
日本文化体験の様子
日本各地で学ぶロシアの学生
寄附等の実績・成果(2015年度)
2015年度の寄附金受入実績と、寄附金等により実施した事業例をご紹介します。
寄附金受入実績
寄附名 | 件数 | 金額 |
---|---|---|
事業実施支援のための寄附 | 10件 | 25,934,000円 |
基金(ファンド)拡充のための寄附 | 1件 | 1,000円 |
賛助会費としての寄附 | 36件 | 8,000,000円 |
合計 | 47件 | 33,935,000円 |
※2015年度には、この他に、「特定寄附金制度」を通して、他団体の国際文化交流事業への助成金として交付するための寄附金(特定寄附金)233,800,437円を受入れています。
※さらに、寄附金以外の民間からの資金協力として、協賛金、助成金等総額3,865万円のご支援を頂いています。
寄附金等による事業実施例
2015年度に「事業実施支援のための寄附」等を受入れて実施された事業例をご紹介いたします。(順不同)
1.第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示

当基金は、イタリアで開催される「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の国別参加部門に毎回参加し、日本館展示を主催しています。
2016年5月28日(土曜日)から開催されている「第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館は、山名善之氏をキュレーターとし「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」をテーマに展示を行っており、特別表彰を受賞してますます注目を集めています。会期:~11月27日(日曜日)まで。
2.ロシア「樂歴代 茶碗の中の宇宙」展覧会での能楽公演

本事業では、ロシア・エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)およびモスクワ市演劇センター「桜の園」にて、「金剛流 ロシア能楽公演」を上演しました。
これは、ロシアが世界に誇る2大美術館、エルミタージュ美術館、プーキシン美術館において開催された 「樂-茶碗の中の宇宙」展 にあたり行われたもので、併せて実施する裏千家による茶道講演会・デモンストレーション とともに、日本で受け継がれてきた哲学や思想、伝統の技、そして芸術に総合的に触れていただく機会となりました。
「をちこちMagazine」で、本展にご自身の作品を出品し、サンクトペテルブルク、モスクワを訪れた樂篤人氏の寄稿をお読み頂けます。
3.ロシアの大学に対する日本研究支援

寄附者であるJTのご担当者様にもご出席頂きました。
本事業では、ロシアのサンクトペテルブルク国立大学と極東連邦総合大学における日本研究を2014年から集中的に支援しています。主な内容は、大学院生・大学生に対する、1学期間もしくは1学年に及ぶ日本の大学における研究・学習支援です。
両大学の、日本の社会や歴史・文化などに強い関心を持つ学生たちが、生活を通じて肌で日本に親しみながら、専門性を深め、ネットワークを形成するのを支援することで、日本とロシアの相互理解に貢献する人材を育てます。
[お問い合わせ]
ご寄附に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。
国際交流基金 経理部財務課
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1
TEL:03-5369-6054 FAX:03-5369-6034
メールアドレス:kifu@jpf.go.jp
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