Indo-Pacific Cooperation Network(JFIPPネットワーク・フェローシップ)

Indo-Pacific Cooperation Networkのロゴ画像オーストラリアのシンクタンク・オーストラリア国際問題研究所(Australian Institute of International Affairs/以下AIIA、本部・キャンベラ)と共同で、「防災」をテーマに次世代の研究者・実務家を対象に研修とネットワーキングの機会を提供する1年間のプログラム “Indo-Pacific Cooperation Network“を実施しています。

災害が多発するインド太平洋地域において、地域社会の防災やレジリエンス向上に取り組む次世代の研究者・実務家のネットワーク構築・強化を目指すとともに、域内連携に向けた提案や政策提言を行うことを目指します。

1年間のプログラム中、参加フェローは個人または小グループで研究を進めつつ、オンラインで意見交換などを行い、また年間で3回(各約1週間)の現地研修に参加します。
現地研修では、防災分野の専門家や政策担当者によるレクチャー、関連機関・団体の視察、フェロー同士や関係者との意見交換を通じて、多様な課題への理解を深め、国際的な協力関係と人的ネットワークの構築を目指します。
各期の成果物は、リサーチペーパーや公開シンポジウムなどを通じて発信されます。

第3期募集概要

募集概要
参加資格
  • 日本、オーストラリア、大洋州、東南アジア、南アジア、米国の国籍、市民権もしくは長期的拠点を有する者。
  • 防災分野における5~10年の研究や実務の経験を有する者(若手・中堅の研究者・実務家・専門家)。
  • 英語でのディスカッションやレポート執筆等ができる者(成果物として1,000~1,500文字程度(英文)の論考を2026年9月までに提出)。
  • 日本、南太平洋地域、オーストラリアのすべての研修(各1週間程度)に参加可能な者。
研修日程(予定)
支給内容 研修に関わる国際航空運賃(エコノミークラス割引運賃)、国内移動交通費、滞在費、食費、査証取得費用、海外旅行保険は、主催者が負担します。
申請方法 申請方法については、AIIAの以下のウェブサイトを参照してください。
Indo-Pacific Cooperation Network (jotform.com)
申請締め切り 2026年1月6日(火曜日)(日本時間)

フェロー紹介

活動レポート

第2期(2024-2025)

第2期の現地研修は、日本(2024年7月)、オーストラリア(11月)、フィジー・ニュージーランド(2025年3月)で行われました。本研修中、フェローは各地の震災遺構や行政府、報道機関、民間団体等を訪れ、地震、津波、洪水、山火事といった各国における災害の現状と防災に対する取り組みについて学び、また各訪問先やフェロー間でのディスカッションを通じて、理解を一層深めるとともに、人的ネットワークを構築しました。

活動スケジュール
日本研修(東京、石巻、南三陸、神戸) 2024年7月21日~28日
オーストラリア研修(キャンベラ、ウロンゴン、シドニー) 2024年11月9日~16日
フィジー(スバ)・ニュージーランド(ウェリントン)研修 2025年3月16日~21日
第2期アドバイザー:
三浦 秀之(杏林大学総合政策学部 教授)
阪本 真由美(兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 教授)
日本研修(2024年7月21日~28日)
  • 屋外にて、日本研修参加者数名が、防災設備について説明をしている1人の日本人男性を囲んでいる。

  • 国際交流基金の東京本部にて、日本研修参加者がディスカッションをしている。

  • 日本研修参加者の男性が床に大きく印刷されている地図を指をさしていて、その様子を2人の男性が見ている。

オーストラリア研修(2024年11月9日~16日)
  • オーストラリアの消防署にて、研修参加者と消防員あわせて19名が消防車前で記念撮影をしている。

  • モニターが多数ある施設内を見学している研修参加者の後ろ姿。

フィジー・ニュージーランド研修(2025年3月17日~21日)
  • フィジー共和国議会の前で12名が記念撮影をしている。

  • 屋内にて、参加者が円状に向かい合って座り、ディスカッションをしている。

第1期(2023-2024)

第1期の現地研修は、日本(2023年9月)、オーストラリア(11月)、フィジー・トンガ(2024年3月)で行われました。本研修期間中、フェローは各地の遺構や災害への取り組みの現場を視察、行政府、民間団体によるレクチャー等を通じて、国、地域によって異なる災害の現状や防災への取り組みについて理解を深めました。また各地の関係者、フェロー間でディスカッションを行い、相互理解を深め人的ネットワークを構築しました。

活動スケジュール
日本研修(仙台・神戸・横浜ほか) 2023年9月13日~20日
オーストラリア研修(キャンベラ) 2023年11月11日~15日
フィジー・トンガ研修 2024年3月10日~17日
第1期アドバイザー:
阪本 真由美(兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 教授)
日本研修(2023年9月13日~20日)
  • 日本研修で南三陸の被災地を訪問した際の写真
  • 日本研修で参加者がディスカッションする様子の写真
オーストラリア研修(2023年11月11日~15日)
  • オーストラリア研修で参加者がAIIA年次総会に登壇した際の写真
  • オーストラリア研修中で参加者がAIIA年次総会に出席した際の写真

フィジー・トンガ研修(2024年3月10日~17日)

  • フィジー・トンガ研修で参加者が視察する様子の写真
  • フィジー・トンガ研修で参加者が表敬訪問した際の写真

フェローシップの成果と広がり

1. 期を超えたネットワーク

2024年11月のAIIA年次総会(キャンベラ)において、第1期と第2期のフェローが集い、プログラム参加から学んだことやプログラムの意義、今後のネットワーク維持などについて話し合いました。

  • 屋内で6人が輪になって椅子に座り、向かい合ってディスカッションをしている。
  • 5人が横並びで座っていて、その前に司会のように女性が1人立っている。

2. 学会等での登壇

3. 寄稿

4 .関連報道

<第2期>

<第1期>

AIIAウェブサイト

[お問い合わせ]

個別のプログラムに関する問い合わせは、AIIA(info@internationalaffairs.org.au)
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
もしくは下記JF担当部署までご連絡ください。
JFIPPネットワークフェロー全般に関する問い合わせは、下記JF担当部署宛にご連絡ください。

国際交流基金(JF)
国際対話部 JFIPP事業事務局
電話:03-5369-6072
Eメール:JFIPP_network@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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