国際交流基金 インド太平洋パートナーシップ・プログラム(JFIPPネットワーク・フェローシップ)
国際交流基金(JF)では、このたび下記のとおり、新たな「JFIPPネットワーク・フェローシップ」プログラムを実施することとし、以下2つのプログラムへの参加者を募集します。
【現在募集中の事業】
JFIPPネットワーク・フェローシップについて
JFIPPプログラムは、インド太平洋地域において自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、地域全体の平和と安定・繁栄に寄与することを目指し、インド太平洋地域内外の連携や関与が必要な共通の政策課題について、国際的な研究や共同活動を推進することを目的とするものです。
JFIPPネットワーク・フェローシップはインド太平洋地域において、将来政策形成に参画することが期待される地域の若手・中堅の専門家を対象に研修・交流・ネットワーキングの機会を提供することにより、国際的な知的対話を促進するとともに、地域の共通課題に協力して取り組むことのできる次世代リーダーを育成すること、そして当該地域協力の推進に資する長期的な協力関係と関係者間のコミュニティを形成することを目指します。
インド太平洋地域の共通課題をテーマとして設定し、テーマごとに若手・中堅の専門家15名程度からなるグループを編成します。同一年度内に、複数のグループの募集を予定しています。
各グループは、原則として1期1年間の間に3回、インド太平洋地域の異なる国において行われる1週間程度の研修プログラムに参加していただきます。
研修期間中、参加者はそれぞれのテーマの専門家や政策関係者との意見交換やレクチャー、関係機関の視察などを行い、多岐にわたるアジェンダについて理解を深めるとともに、各国の関係者や参加者同士の間でのネットワークを構築する機会が提供されます。
研修プログラムの間の期間においては、各人あるいは小グループに分かれて、それぞれの研究活動を進めながら、オンラインによる意見交換などを行います。
各期の成果物は、リサーチペーパーの執筆や公開シンポジウムなどにより発信します。
「気候変動」グループの実施について(参加者募集中:7月30日・ハワイ時間/7月31日・日本時間 締切)
米国のシンクタンク・東西センター (本部・ホノルル)との共同により、「気候変動」をテーマとする1年間のプログラムを実施することとし、次世代のリーダーたる参加者を募集します。
インド太平洋地域において、気候変動がもたらすリスクについて、参加者の属するコミュニティの実情に根差しながら脆弱性や検討すべき課題について考え、将来に向けて実行可能な施策・政策の提案を行っていくことを目指します。
参加資格
- 日本、米国、東南アジア、南アジア、大洋州の国籍、市民権、もしくは長期的拠点を有する者。
- 気候変動分野に関する5~10年の研究や実務の経験を有する者。
- 英語でのディスカッションやレポート執筆などができる者。
- 米国、フィジー、日本のすべての研修(1週間程度)に参加可能な者。
研修日程(予定)
2024年
1月~2月 米国(ホノルル)研修
4月~5月 フィジー研修
9月 訪日研修(東京及び地方研修を予定)、成果発表
※各研修の前後には、オンラインでの意見交換などを行います。

支給内容
研修に関わる国際航空運賃(エコノミークラス割引運賃)、国内移動交通費、滞在費、食費、査証取得費用、海外旅行保険は、主催者が負担します。
申請方法:
事業の詳細や、申請方法については、東西センターの以下のウェブサイトを参照してください。
East-West Center
申請締切、結果通知
- 申請締切:2023年7月30日(日曜日)23時・ハワイ時間/7月31日(月曜日)18時・日本時間
- 結果通知:2023年9月(予定)
「防災」グループの実施について(参加者募集中:7月31日・日本時間 締切)
オーストラリアのシンクタンク・オーストラリア国際問題研究所(Australian Institute of International Affairs/以下AIIA、本部・キャンベラ)との共同により実施する、「防災」をテーマとする1年間のプログラムへの参加者を募集します。
災害が多発するインド太平洋地域において、地域社会の防災やレジリエンス向上に取り組む次世代の研究者・実務家のネットワーク構築・強化を目指すとともに、域内連携に向けた提案や政策提言を行うことを目指します。
参加資格
- 日本、オーストラリア、大洋州、東南アジア、南アジア、米国の国籍、市民権もしくは長期的拠点を有する者。
- 防災分野における5~10年の研究や実務の経験を有する者。
- 英語でのディスカッションやレポート執筆などができる者。
- 日本、オーストラリア、南太平洋地域のすべての研修(最大2週間程度)に参加可能な者。
研修日程(予定)
2023年
9月 訪日研修
11月 オーストラリア研修
2024年
3月 南太平洋地域研修
5~8月 成果発表

支給内容
研修に関わる国際航空運賃(エコノミークラス割引運賃)、国内移動交通費、滞在費、食費、査証取得費用、海外旅行保険は、主催者が負担します。
申請方法:
事業の詳細や、申請方法については、AIIAの以下のウェブサイトを参照してください。
Apply Now to Join Our International Disaster Resilience Program - Australian Institute of International Affairs - Australian Institute of International Affairs
申請締切、結果通知
- 申請締切:2023年7月31日(月曜日)23 時59分・キャンベラ時間/7月31日(月曜日)23時・日本時間
- 結果通知:2023年8月(予定)
[お問い合わせ]
個別のプログラムに関する問い合わせは、東西センター(leadership@eastwestcenter.org)(「気候変動」グループ)及びAIIA(info@internationalaffairs.org.au)(「防災グループ」)
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
もしくは下記JF担当部署までご連絡ください。
JFIPPネットワークフェロー全般に関する問い合わせは、下記JF担当部署宛にご連絡ください。
国際交流基金(JF)
国際対話部 JFIPP事業事務局
電話:03-5369-6072
Eメール:JFIPP_network@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)