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より使いやすくリニューアル!
JFにほんごeラーニング みなと」

日本語教育ニュース
このコーナーでは、国際交流基金の行う日本語教育事業の中から、海外の日本語教育関係者から関心の高いことがらについて最新情報を紹介します。

2022年4月
国際交流基金日本語国際センター

 「JFにほんごeラーニング みなと」(以下、「みなと」)は、世界中だれでも利用できる日本語学習プラットフォームです。地理的、時間的、経済的な制約によって日本語の教室に通うことができない学習者や、これから学習を始めたいという世界中の人々に日本語を学ぶ機会を提供するために開発されました。2016年7月の公開以来注1、多言語化や様々なコース展開注2を行っています。いつでも勉強が始められる「自習コース」は、常時33種類77コースが開講されています。登録ユーザーは、今では世界199注3の国・地域からの28万人以上に、これまでのコース受講者は延べ48万人以上にのぼります。
 このたびリニューアルを行い、より使いやすく、より幅広いニーズに応えられるようになりました。ポイントは次の2点です。

  • スマートフォンでもより使いやすく
  • 開講コースに「日本語教師向けコース」を追加

スマートフォンでもより使いやすく

 これまでも一部のコース注4を除いて「みなと」をスマートフォンで利用することは可能でしたが、ユーザー登録から受講まで全ての操作をスマートフォンだけで行うユーザーが増えてきたので、入り口となるトップページをスマートフォンでも見やすく操作しやすいデザイン・レイアウトにしました。

  • 「みなと」スマートフォン版トップページ画像(右肩のメニューに「日本語コース」「コミュニティ」「JF日本語サイト&アプリ」等への入り口が並ぶ) クリックすると拡大画像が表示されます。
    <スマートフォン版トップページ>
  • 「みなと」PC版トップページ画像 クリックすると拡大画像が表示されます。
    <PC版トップページ>

スマートフォン版では、「日本語コース」などのタブや
「利用ガイド」などへの入り口は右上にまとめてあります

 また、スマートフォンでは入力しづらいとの声が多かったユーザー新規登録の画面は、登録情報が入力しやすくなりました。

「みなと」スマートフォン版 トップページ上部の「Sign Up」から新規登録画面(User Registration)へ移動することを示す画像 クリックすると拡大画像が表示されます。

<スマートフォン版 新規登録画面>

「日本語教師向けコース」を開講

 これまでの日本語学習者向け「自習コース」「教師サポート付きコース」に加え、「日本語教師向けコース」を開講しました。教師を対象にした教え方のコースなども開講してほしい、という声に応えたものです。
現在は以下の通り、関西国際センター制作の3コースと、ジャカルタ日本文化センター制作の1コース、計4つの自習コースを開講しています。

「eラーニング活用ガイド」

eラーニング活用ガイド(B2)コースイメージ画像

 eラーニングを授業に取り入れる方法を整理し、関西国際センターのeラーニングを例に、授業と組み合わせてどう使うか注5を考えるコースです。eラーニングを授業に活用する際の著作権等への配慮についても学べます。主に、eラーニングを授業に取り入れたいと思っているけれど方法がわからない教師を対象としています。<解説言語:日本語>

「日本語オンラインレッスン体験」

オンラインレッスン体験(教師向け・B2)コースイメージ画像

 オンラインレッスン受講の疑似体験およびオンラインレッスン実施のポイントを動画で学ぶコースです。主に、これからオンラインレッスンをやってみたいと考えている教師や、オンラインレッスンを行うことに不安がある教師を対象としています。<解説言語:日本語>

「動画教材制作入門(Vol.1)」

日本語教師のための動画教材制作入門B2(vol.1)コース イメージ画像

 動画教材の種類から始まり、準備、撮影、編集方法など動画教材を作る際に必要なノウハウを学ぶコースです。主に、動画制作の経験はあまりないけれど、動画教材を作ってみたい教師を対象としています。<解説言語:日本語>

「中等教育日本語の教え方(ベーシック)」

中等教育日本語の教え方(ベーシック) イメージ画像(画像内はインドネシア語)

 ジャカルタ日本文化センターが制作した、21世紀型スキルや学習者中心の教え方に対応したコースです。インドネシアの中等教育機関で教える日本語教師を対象としています。<解説言語:インドネシア語>

これからの「みなと」

 「みなと」では、各国・地域の事情に合わせたコースを含め、いろいろな学びの機会を提供していきたいと考えています。
 今後は、学習者向け自習コースとして関西国際センター制作の「まるごとA2B1-1」「まるごとA2B1-2」、メキシコ日本文化センター制作の「インタビューで聞くスペシャリストの大切なものB1」の開講を予定しています。日本語教師向けには、関西国際センター制作の「動画制作入門(Vol.2)」「いろどり日本語オンラインコース活用」を開講する予定です。
 これからも「みなと」の展開に、どうぞご期待ください。最新情報は公式SNSFacebookTwitter)からご覧いただけます。

注:

  1. 1.「学びと出会いの場「JFにほんごeラーニング みなと」」日本語教育通信 日本語教育ニュース2016年7月29日
  2. 2.「ますます発展中!「JFにほんごeラーニング みなと」」日本語教育通信 日本語教育ニュース2019年2月1日
    「さらにますます発展中!「JFにほんごeラーニング みなと」」日本語教育通信 日本語教育ニュース2021年3月1日
  3. 3.数字は特に断りのない限り、2022年2月末日時点のものです。
  4. 4.「ひらがなA1」「カタカナA1」など、学習のねらい等をふまえてPCでの受講を前提とするコースがいくつかあります。
  5. 5.学習者が自学自習できる「みなと」の自習コースを、教師が教材として使う例はこれまでもありました。注2の記事では海外の教育機関における活用事例を紹介していますので、興味がある方は参考にしてください。

(三宅 直子/関西国際センター日本語教育専門員)

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